分散仮想スイッチの設定について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】


VMwareの「分散仮想スイッチ」を設定することで

「分散仮想スイッチ」につながっているESXと仮想マシンのネットワークの構成、設定が可能です。
「仮想スイッチ」のように個別にESXの設定画面で設定を行う必要がありません。
複数のESXを管理する場合には「分散仮想スイッチ」を使用することで効率的に管理ができます。

※分散仮想スイッチを使用するには下記の条件を満たしている必要があります。
・vCenter Serverが導入されている。
・各ESXがEnterprise Plusエディションのライセンスである。

「分散仮想スイッチ」を使用することで下記の設定が可能になります。
1)仮想マシン個別のポート設定
2)ネットワークI/Oコントロール

1)仮想マシン個別のポート設定

「分散仮想スイッチ」では仮想NICに特定のポートを割り振ります。
※ユーザーがポート番号を指定して割り振ることも可能です。
「仮想スイッチ」はポートグループを仮想NICに指定することでランダムでポートが割り振られます。

■「分散仮想スイッチ」の設定画面
※仮想マシン単位でポートが割り振られています。

2)ネットワークI/Oコントロール
「分散仮想スイッチ」単位で設定した6つのネットワークリソースプールについてシェアまたは制限の設定が可能です。

■設定できる項目
FT Traffic
iSCSI Traffic
vMotion Traffic
Management Traffic
NFS Traffic
Virtual Machine Traffic

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カテゴリー: VMware パーマリンク

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