ヘルス・チェック【仮想化プラットホーム VMware vSphere】


vSphereのヘルス・チェックを定期的に実行することは非常に重要なことで、ヘルス・チェックはユーザのvSphere環境での詳細情報を収集して、それをレポートすることです。それらはコンフィグレーションとパフォーマンスの2つの分野にフォーカスして行うことができます。ヘルス・チェック項目として考えられる項目は次のものがあります。

全般的:
●アクティブなスナップショットと作成時とサイズの確認
●所属不明のスナップショットの確認
●vCenterサーバ、ホスト・バージョン、パッチがそれぞれ最新かどうかの確認
●すべてのVMにインストールされたVMware Toolsと、最新かどうかの確認
●リムーバブル・デバイスに接続されたVMの確認
●エラー用のホストとvCenterサーバ・ログ・ファイルの確認
●vCenterサーバライセンスの確認

コンフィグレーション
●ホストのコンフィグレーションをテキスト・ファイルにダンプ
●一般的なホスト・コンフィグレーション:DNS、時間、メモリ、VMスタート/シャットダウン、VMスワップ・ファイル、パワー・マネージメント、コンソール・パティション・サイズ/フリー・スペース、vCPU/コア
●VMotion:コンパチビリティ、EVCコンフィグレーション、ネットワーク・コンフィグレーション
●VM コンフィグレーション: CPU/メモリ/ディスク・サイジング, vNICタイプ, 不要ハードウェアとゲストOS設定
●DRS(Distributed Resource Scheduler)コンフィグレーション:ルール、パワー・マネージメント、スレッシュホールド、デビエーション(逸脱)
●リソース管理:共有/制限/リザベーションとリソース・プール
●ネットワーク・コンフィグレーション:ロード・バランシング、冗長性、NICスピード/デュプレックス、フェイルオーバー、ネットワークI/Oコントロール
●ストレージ・コンフィグレーション:マルチ・パッシング、フリー・スペース、VM-データストア比率、ゾーニング、LUNサイズ、ストレージI/Oコントロール、ボリューム/ブロック・サイズ、RDM

パフォーマンス
●CPU統計:%レディー、使用済、使用量
●メモリ統計:アクティブ、スワップド、ブルームド
●ディスク統計:ゲストとデバイス待ち時間、待ち状況、コマンド(IOPS)、使用率
●ネットワーク統計:送受信パケットの欠如と使用率

セキュリティ(オプション)
●ESXi:テクニカル・サポート・モードの使用可能、ルート・パスワード設定、AD認証、ロック・ダウン・モード
ESX:ファイアウォール、AD認証、sudo設定、認証ルート・アクセス、SSH経由のルート許可、Webアクセス不可
●ストレージ:物理LUNセキュリティとマスキング、iSCSI用CHAP認証、データストア・ブラウザ・アクセス
ネットワーク:VSwitch/VM配置、vSwitchコンフィグレーションとストレージ/管理トラフィックの分離
●VCenter:許可、ロール、データベース、SSL証明
●VM:リモート・コンソール・アクセス、コンフィグレーション、オペレーション権限

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