■FT(Fault Tolerance)とは
仮想化されたサーバー上で動作している仮想マシンを二重化して、サーバーにトラブルが起こったときでも、仮想マシンのサービスを起動しつづけるようにする機能です。
VMwareのFT(Fault Tolerance)の構成の仮想マシンはVMwareのスナップショットの機能をサポートしません。その為、VMwareのスナップショットの機能を利用してバックアップをするソフトではFT構成の仮想マシンのバックアップは行えません。
※2022年10月27日追記
VeeamではFT有効化の仮想マシンの保護も可能となりました。
詳しくはこちら
※vSphereサーバーで異常があった際に仮想マシンを別のvSphereサーバー上に自動で移動します。
※イメージ図
【FT(Fault Tolerance)の主な利用条件】
1.VMware FTの機能がサポートされているCPUであること
BIOS で「Intel VT-x」又は「AMD-V」が有効化されていること
2.物理ホストは VMware FTの互換性認証を設定していること
3.VMware ESXはESX(i)の4.0以降であり下記のエディションのいずれかであること
Advanced、Enterprise、Enterprise Plus
4.vSphere/ESXiのバージョン、パッチレベルが同一であること
5.各vSphereはvCenter Server 4.0以降の管理下であること
また、vCenter Serverはホスト証明書のチェック機能が有効化であること
6.各vSphere/ESXiは共通のディスクに接続できること
7.仮想マシンに構成されている仮想CPUの数は1であること
8.ゲストOSがVMware FTでサポートされていること
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