vSphereのリソース監視コマンドの紹介


1)esxtopコマンドについて

「esxtop」コマンドは、特定のvSphereのリソース使用率を示しています。※日常の継続的なリソース監視というよりは調査目的で使用されるコマンドです。esxtopはパラメータを指定して実行することで確認したい項目のみの表示が可能です。

■実行例

※「esxtop」コマンドと同じようなコマンドで「resxtopコマンド」があります。vSphereから異なるvSphereに接続する”リモート”esxtopです。

■パラメータサンプル
-C…CPU情報の表示
-m…メモリの詳細情報
-d…アダプタ単位でのストレージの詳細データ
-u…ボリューム単位でのストレージの詳細データ
-v…仮想マシン単位のストレージの詳細データ
-i…割り込みの発生頻度、発生したCPU
-p…CPUの消費電力、各CPUのステータス
-b..バッチモード
※バッチモード(-b)を利用することでリソース情報をcsv形式での出力が可能です。

2)vscsiStatsコマンドについて

ESXでサービスコンソールにログインしてvscsiStatsコマンドを使用することで、仮想ディスク単位でI/O遅延を確認することができる。
■実行手順
最初に下記のコマンドを実行して仮想マシン、マシンのストレージの識別IDを取得します。
/usr/lib/vmware/bin/vscsiStats -l

■実行例
/usr/lib/vmware/bin/vscsiStats -i 8397 -w 1632 -p latency

取得した仮想マシン、マシンのストレージの識別IDを利用して統計情報を取得します。
/usr/lib/vmware/bin/vscsiStats -i 【handleID】 -w 【worldGroupID】 -s

統計情報の表示コマンド例
/usr/lib/vmware/bin/vscsiStats -i 【handleID】 -w 【worldGroupID】 -p latency

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