VMwareでは仮想環境のリソースの管理を行うソフトを多く提供しています。現在のリソースを把握しておくことでvSphereホスト、仮想マシンの追加、運用を効率よく行うことができます。
VMwareにはVMware vCenter CapacityIQ、VMware Guided Consolidationといった仮想環境のリソースの使用状況の監視、予測ソフトがあります。今回VMware Guided Consolidationを紹介します。vCenter Guided Consolidationとは物理マシンを分析して適切な仮想環境に配置するソフトです。※VMware Guided ConsolidationはVMware vCenterのインストーラーの中に含まれております。
■Guided Consolidationの導入、操作手順
1)VMware vCenterのインストーラーを起動、VMware Guided Consolidationを選択します。
2)接続するvCenter Serverの情報を入力します。
VMware Guided ConsolidationはvCenter Serverと連携して動作します。
3)VMware Guided ConsolidationをインストールしたマシンからvSphere Clientを起動、vCneterにログイン、「ホーム」画面で「VMware Guided Consolidation」をクリックします。
5)統合を検討している物理マシンのマシン名、IPアドレス等を設定します。
6)統合を検討している物理マシンのデータの取得を開始します。データの取得後に「統合の計画(L)…」をクリックします。
7)物理マシンを統合したいvSpheteを選択すると、統合可能か表示されます。
※「ターゲットの評価」が下図のような場合統合可能です。
8)終了をクリックすると物理マシン内のデータを仮想環境に統合します。
関連トピックス:
- vCenter Converterの紹介【VMware環境管理 VMware vCenter】
- リソースプール機能について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- vCenterServerを使用してのESXサーバーへのコネクト方法【VMware環境管理 VMware vCenter】
- Hyper-V:物理マシンをどのように仮想に変換するか – Disk2VHD
- クローン機能について【VMware環境管理 VMware vCenter】
- Active Directory との連携【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- VMotion機能について【VMware環境管理 VMware vCenter】
- vSphere Web Access設定【仮想化プラットホーム VMware vSphere】