VMware WorkstationではデスクトップPCやノートPC上でテスト環境を構築するために大きく分けて次のような3種類の仮想ネットワークを使用することができます。
・外部ネットワークへは接続を行わない「ホストオンリー」、「カスタム」
・ブリッジ接続により外部ネットワークに接続可能な「ブリッジ」
・ネットワーク変換プロトコルにより、ホストのIPアドレスを利用して外部ネットワークに接続可能な「NAT」
VMware Workstationの仮想ネットワーク設定
・「ブリッジ」で仮想マシン自体をインターネットに接続する「ブリッジ」を選択したネットワークに接続する仮想マシンは個別にIPアドレスを割り当てられ、仮想スイッチを通して直接インターネットに接続します。そのため外部から仮想マシンへのアクセスも可能です。
・「NAT」で仮想マシンをインターネットと接続するVMware NAT Serviceが仮想的なNATデバイスを作成しNAT機能を提供します。これにより仮想マシンはインターネットへアクセスできるようになりますが、外部から仮想マシンへアクセスするためにはポートフォワーディングの設定を行う必要があります。
・隔離されたネットワークを構築する隔離されたネットワークにより、IPアドレスの競合等を起こさないテスト環境を構築できます。またホストとのみ接続を共有することで、ホストからのデータの受け渡し等も行うことが可能です。また仮想マシンがDHCPサーバにアクセスできない場合のためにVMware Workstationの機能としてDHCPサービスを利用することも可能です。
関連トピックス:
- ESXiのネットワーク設定について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- ネットワークの設定、監視について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- ネットワークの設定について【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- ネットワークのトラブルシューティング(ESXのコマンド編)【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
- iSCSIを活用した信頼性があり、高速なSANネットワークの構築
- VMwareネットワーク・パフォーマンスに関する5つのヒント
- IPv6とVMware ESXiネットワーク
- インターネット経由で別PCへのバックアップ方法 (VPN経由)