仮想化ディザスタリ・リカバリ・プランのキーな構成要素
バックアップ、レプリケーション、ディザスタリ・リカバリ(DR)を統合することは中小企業(SBM)のニーズと予算には最適なものです。それらをスタートするには:
ディスク・ベースのバックアップ・ツール:オフサイトへのレプリケーションをサポートする製品の確認。よいものは同様にバックアップ時間も削減できるでしょう。毎晩のバックアップに代わって、ディスク上の変更のあった仮想ディスク・ブロックのコンスタントで確実なストリームが可能です。VMとホスト上のリソース使用上でこれを少ない労力で実行できるツールが必要です。
代替サイト:以前はDRの大きな支出の一つは即フェイルオーバ用に準備され、完全に分離された「ホット・サイト」を保持する経費でした。しかしSMBでの災害後のRTO(Recovery Time Objective)は分・秒単位ではなく、何日でとらえられます。もしこのRTOが当てはまればもっとも重要なVMをクラウド・ストレージ・プロバイダや、コロケーション施設の別のディスクにレプリケーションすることで充分かもしれません。
ネットワーク接続:レプリケーションにはネットワーク接続を必要とします。多くのSMBにとってオフサイト・リプリケーションには充分なスピードのインターネット接続が必要になります。最近のディスク・ブロックにフォーカスしたSMBに優しいバックアップ・ソリューションはユーザが必要とする帯域幅を一定に保つ最良のソリューションを提供します。正確な量を推定することは困難ですが、最適な推測を提供するツールを提供するバックアップ・ツールもあります。
ディスクとサーバ:仮想ディスクをストアするために代替サイトにサーバとディスクが必要です。必要に応じて支出を削減することができます。災害後に二次サイトからVMをリスタートさせないのであれば、高速なディスクは必要ではありません。
選択肢として、デリバー・オン・ディザスタ契約をハードウェア・プロバイダと相談することができます。このアプローチでユーザは災害処理が必要な時のみにデータ・レプリケーション様に低スピードなディスクの使用が可能となります。
仮想DRプランの導入
すべての物理要素が準備されれば、DRプランの導入はシンプルです。正しいバックアップ・ソリューションでレプリケーションの設定は管理者コンソールから数クリックで可能です。
そこからオフサイト用のネットワーク・アドレスをバックアップ・ツールに指定し、帯域利用度を監視します。通常最初のレプリケーションは時間がかかります。一旦最初の仮想ディスク・イメージが転送終了されれば、そのあとは削減が確認できます。
災害は自然災害だけではありません。それらの大きな自然災害が起こることは稀です。はるかに一般的な災害にはサーバ・データベースの破損、機器の故障、誤っ多パッチに起因するOS問題が含まれます。これらは自然災害からの苦悩にはほど遠いものですが、ユーザに大きな影響を与えます。
バックアップの機能として確認すべきはフェールオーバとフェイルバックの準備です。いいツールは代替えVMをパワーオンでき、早くユーザへサービスするようマシンを回復させます。この機能で問題が起こったときにはワークロードをフェイルオーバすることができます。ユーザは問題が解決したら、後でプロセスをリバースし、オリジナルのサーバにデータのレプリケーションを戻すことができます。
ソース:Searchservervirtualization
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