Veeam Software社は仮想化におけるデータ保護に関する調査をVanson Bourne社という独立した調査会社に依頼し,そのレポートが2010年版に続き2013年版が発刊されました。これはその一部を紹介するものです。
調査は2012年の11から12月に行われ、米、英、仏、独の4か国の従業員1000名以上の企業の500名のCIOに対して行われました。(Ave:平均, DE:独, FR:仏, UK:英, US:米)
(1)現状での直面する問題点:
●バックアップまたはリカバリが時々失敗する
●SLAが欠如している
●ファイルとアプリケーション・レベルのリカバリーが複雑
●リカバリ時間が長い
●バックアップ時間が長い
(カラー順番に)
(2)複雑性に関連する問題点
●テープ装置へのバックアップが複雑
●バックアップする仮想サーバが多い
●バックアップ・ツールの構成と使用が複雑
●バックアップは継続的な管理が必要
(3)エージェント・べースのバックアップに関連する問題点
●エージェントがシステム・パフォーマンスをスローダウンさせる
●エージェント・べースのバックアップは高価
●リストア失敗が多発する
●バックアップ失敗が多発する
●エージェント管理
(4)現状のバックアップ・ツールを変更する理由
●目標復旧時点(RPO)に適合しない
●目標復旧時間(RTO)に適合しない
●ソフトとハードの価格
●複雑度
●TCO(Total Cost of Ownership)
(5)レプリケーションをしていないサーバがダウンした時のコスト($)/時間
原文(英)をご希望の方はご連絡ください。
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