どのようにVirtual Machine File Systemは稼働するのか?
VMFSデータストアはVMkernelがディスクを使用するデフォルト手法です。ディスクはVMkernelでパティション、フォーマットされます。VMkernelのみがリードでき、データストアと呼ばれます。VMFSの利点はSAN(storage-area network)環境でシングル・ディスク, LUN(logical unit number)として複数のVM(仮想マシン)を保持することができます。
1つのLUNでいくつかまでのVMをアサインできるかの議論は別にして1つのデータストアで平均は12VMです。基本的にデータストアは複数のVMを保持し、各VMで構成されているファイルのすべてを保持します。これらのファイルにはVMハードウェア・コンフィグレーションをリストするVMXファイル、VMのハードディスクのVMDKファイル、VMを構成する種々のファイルが含まれます。
どのようにRaw Device Mappingは稼働するか:
RDMで、VMkernelはLUNをフォーマットしません。代わりにVMゲストOSがLUNをフォーマットします。各RDMはシングルVMハードディスクで、通常は1つのVMに接続されています。RDMはVM用にVMDKのの代わりをします。これはVMのディスク・コンテンツが保存されます。しかしこれはVMを構成するファイルが保存されるわけではありません。データストアに保存が必要なファイルはRDMから分離されます。
RDMは時々VMFS上のVMDKファイルよりファイル・システムのオーバヘッドが少ないということで、より良いパフォーナンスを提供するということでディプロイされます。しかし特定の使用ではRDMはVMFSより少し遅いことがあります。もしVMが最高のディスク・パフォーマンスが必要であれば、データストアをVMDKファイルに指定します。
どのようにVMFSか RDMかを選択するか。
vSphereでRDMが必要なケースがいくつかあります。
1.Microsoft Failover Cluster Services(MSCS). MSCSは違ったESXiホスト上でVMからのクラスタで構築された共有ディスクを使用します。共有ディスクはVMDKファイルにはなれません。もしストレージがFC(Fibre Channel)であればRDMが必要です。構成が非常に複雑なのでMSCSに関してはVMwareのガイドラインを確認してください。またvSphere HAが純分でない時に、本当にMSCSを使用する必要があるかどうか確認をしてください。
2.ストレージ・エリア ネットワークQoS(Quality of Service):ESXiサーバではなく、1つのVMからのトラフィックにQoSを適応させるためのSANファブリック用にはVMはNPIV(N_Port Identity Virtualization)と呼ぶ機能を使用してユニークなFibre Channel ID を使用する必要があります。NPIVはVMディスクがRDMの時のみ適応されます。
3.VMからFCストレージを管理:ストレージ・アレーのいくつかはFCネットワーク経由でのLUNを使用してコントロールされます。VM内のコンフィグレーション・ソフトウェアを稼働させるに、それらの管理LUNはRDMとしてVMを提供する必要があります。(これは一般的ではありませんが、ハイエンドのEMCストレージでありました。)
4.大容量VMディスク:最大VMDKファイル2TBまで作成できますが、単一のRDMは最大64TBまでです。バックアップ・サイズとリストアにどのくらい時間がかかるかを考慮する時に大容量ディスクを持つVMが最適であると決定する必要があります。
RDMの最大の制限は1 x LUNが1 x VMディスクのみということです。データストアではLUNはVMDKファイルで20 x VMディスクを保持可能です。RDMではESXiサーバが255LUNまでを取扱い可能で、DRSとHAクラスタは同じLUNを参照する必要があります。
すべてRDMを使用すれば254 RDM VMディスク用のスペース、プラスVMファイル用1 x データストアのみになります。VMFSデータストアでは255 x LUNで数千のVMディスクを保持することができます。
RDMを使用するオプションはいくつかのケースで必要です。しかしデフォルトでの選択はできるだけVMFSを使用して、VMDKファイルにVMディスクを保存することです。
出典:SearchVMware
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現在では VMDK の最大サイズは 62TB です。以下ドキュメントP.1 参照。
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vsphere-55-configuration-maximums.pdf
2013/11/9 の記事にしては全般的に内容、古すぎませんか?
Shiroさん、貴重なご指摘ありがとうございました。