●VMwareスナップショットの構造を解明
最初にスナップショットが作成された時にどのようになるかを検証してVMのスナップショットを考察します。
図1のVMは2つのディスクを持っています。Win2008-02.vmdkはオペレーティング・システム・ディスクでファイル・システムが約8GBのシンプロビジョン・ディスクです。Win200802_1.vmdkはデータ・ディスクもシンプロビジョンで、約74GBです。リストの下部にそれらのディスクの2つのデルタ・ファイルがあります。これらのデルタ・ファイルはオペレーティング・システム・ディスクかデータ・ディスクに変更があった時にレコードされたユーザVMのスナップショットです。オペレーティング・システム・ディスク用のデルタ・ファイルが17MBで、データ・ディスク用のデルタ・ファイルが246MBです。
VM内で問題が起こっていな間はスナップショットは長くなったり、追加スペースを消費したり、パフォーマンスの損失の原因となることはありません。 VMware は管理者がスナップショットが大きくなる前に72時間以上のものは削除することを推奨しています。
●vSphere Web Clientを使用してのファイル・サイズの表示
vSphere Web Clientの「Storage Reports」メニュからデータセンター全体でVMでどのくらいディスク・スペースが使用されているを確認することができます。
ユーザはディスク・スペースとスナップショットを表示するカラムをコンフィグレーションすることができます。カラムを可否はレポート(図2)のカラム・ヘッダーを右クリックします。周知が生成された時メニューのボトムに表示され、毎時間アップデートされます。さらに詳細な数値を取得するにはリフレッシュ・アイコンをクリックします。
●スナップショットの削除
スナップショット削除のタスクは単純です。vSphere Client か vSphere Web ClientからVMを右クリックし、SnapShot ManagerをアクセスするためにManage Snapshotsを選択してスナップショットを削除します。
通常、ユーザはアップグレードやパッチが問題を引き起こした場合にVMをリストアするために1つ以上のスナップショットを作成します。しかし管理者によっては毎日スナップショットを作成し、ディスク・スペースをいっぱいにしてしまいます。
もしユーザが多くのスナップショットや、大きなデルタ・ファイルを作成してしまった時はVMをパワーオフし、新規VMにクローンし、それからスナップショットと古いVMを削除する方がより速いでしょう。
ソース:SearchVMware