VMware vCenter Server Appliance5.5 のデフォルトの設定では、ローカルのrootアカウントのパスワード有効期限は最初に電源をオンにしてから90日間です。パスワードの有効期限を許可している場合は、90日を過ぎますとアカウントが無効になりアクセスできなくなります。
rootアカウントが無効化されロックされることを防ぐには、設定を変更します。
また、有効期限が切れてしまいVMware vCenter Server Appliance5.5 にログインできなくなった場合は、ロックの解除をする必要があります。
●rootアカウントのロック解除
1. VMware vCenter Server Appliance(VCSA)を再起動します。
2. 自動起動しないように、起動直後にスペースを入力し、GRUBブートローダを起動画面を表示します。
注意:もしGRUBブートローダの起動画面にするための、スペースを入力する時間があまりに短い場合は、vSphere Client での、起動シーケンスの遅延を参照して設定を変更してください。
3. pを入力します。
4. パスワードを入力して起動オプションに接続します。
注意: Virtual Appliance Management Interface(VAMI) でVCSAのrootのパスワードを変更してない場合、デフォルトのパスワードは、vmwareです。
変更している場合は、rootのパスワードを入力してください。
5. 矢印キーを用いてVCSAの欄を選択し、eを入力し次の画面に進みます。
6. 上から2つめの項目にあるkernelの欄を選択します。
7. eを入力し、起動コマンドの編集に進みます。
9. Enterを入力し、GRUBブートローダの起動画面に戻ります。
10. bを入力し、起動します。
11. 起動後、passwd rootコマンドを入力し、パスワードを設定します。
12. パスワードを設定した後、rebootコマンドを入力し再起動します。
13. 重要:今後rootアカウントをロックされないためには、パスワードの有効期限の解除をする必要があります。続けて下記をご覧ください。
●rootアカウントの、パスワード有効期限の設定変更
1. VCSAのWebコンソールにログインします。
注意: Virtual Appliance Management Interface(VAMI) でVCSAのrootのパスワードを変更してない場合、デフォルトのパスワードは、vmwareです。
構成アドレスは、https://VCSAのIPアドレス:5480 です。
2. AdminタブのAdministrator password expires をNoにします。
3. Submitをクリックし設定を適用します。
コマンドで行う方法もございます。詳細は、下記記事をご覧ください。
VMwareナレッジベースの記事2069041
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