VMworld 2015 セッションレポート③


さて本日もブレイクアウトセッションの様子を紹介していて行きたいと思います。

INF4853 Docker Containers on vSphere: Paformance Deep Dive
まず、こちらのセッションはDockerのコンテナをvSphere上で実行した場合のパフォーマンスを様々な視点から評価したものなのですが、とてもよくできていました。どのような点が良かったかといいますと、その検証内容が細かく触れられている点です。どのようなベンチマークをどのような方法で、またvSphere上の場合にはVMとして分けた場合や一つのVMにまとめた場合などそれぞれの条件が細かく触れられており、とても説得力のあるものになっていました。気になる結果を簡単にまとめますと、vSphere上で実行することのオーバーヘッドは小さく、スケールアウトな構成の場合にはvSphere上の場合、リソースが共有されることの効果でよりパフォーマンスが上がることもあるという興味深い結果になっていました。

INF4534 5 Functions of Software-Defined Availability
このセッションではvSphere HAやDRSといった機能でどのように可用性を実現するか、またそれぞれの機能がどのようなオペレーションを行っているのかという内容で、各機能の設定項目等の解説はもちろんのこと、HA時のタイムアウトで、どこで障害が発生したでどの程度タイミングに差が発生するのかといった詳細な内容まで触れられていました。

HBC6027 VMware vCloud Air + Google Cloud Platform = The Best of Both Clouds for Enterprises
このセッションではvCloud Air経由で利用できるGoolgle CloudのプラットフォームであるStorageやBigQuery、Datastore、DNSに関して紹介していました。もう少々技術的内容も期待していたのですが、基本的な部分の解説とデモで構成された普通の紹介プレゼンテーションとなっていました。

SDDC6281-SPO Veeam Availability Suite v9 Deep Dive
弊社取扱い製品であるVeeamのセッションです。小さい方の講演会場であったということもありますが、事前登録で既に満杯になっており、当日参加の列も長く伸びていました。内容についてはV9の新機能に関するものであり、詳細は弊社別ブログにて展開させていただく予定です。

関連トピックス:

カテゴリー: VMware タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

この記事のトラックバック用URL