本日はSolution Exchange最終日でした。VMworld Partyもあり、盛り上がりも最高潮でした。
そんな中、今日もブレイクアウトセッション紹介していきます。
SDDC6282-SPO Using vSphere tags for advanced policy-driven data protection
データ保護をポリシーで行うためにどうするか?という課題にvSphereのタグを活用しましょうというセッションです。バックアップ運用環境に影響があるものですので、仮想環境を理解している管理者が構成を行うべきです。しかし、大規模環境やマルチテナントな環境の場合、管理者のみでは対応が難しくなってきます。そこで、データ保護のポリシーをタグで各VMのオーナが指定できるようにし、それに合わせてデータ保護の設定を行っていこうという内容でした。Veeamのセッションであるため詳細は別ブログの方で展開予定です。
STO4649 Virtual Volumes Technical Deep Dive
VVOLの技術的な部分を詳細に紹介するセッションです。VVOLがどのようなことかといったことはもちろんのこと、VASA Providerの詳細な動作、Protocol Endpointがなぜ必要なのか、従来のスナップショットとVVOLの場合のスナップショットの動作の比較など技術的な部分を詳細に紹介していました。
NET5615 Simplify your Disaster Recovery Planning with NSX and Site Recovery Manager
NSXとSRMを用いて災害対策DRを行うための要件とアーキテクチャを解説するセッションです。従来の災害対策と比較し、NSX+SRMならばどのような災害対策が可能か、またそのデモを交えて紹介していました。従来の災害対策は効果であり、複雑であり、テストが十分に行ず信頼性に不安がありました。特にネットワークは複雑で手動での再設定が必要な部分が多く、この点が大きな問題です。SRMでもネットワーク部分についてはそこまで触れられていませんでした。そこでNSXでネットワーク仮想化を行い、Cross vCenter NSX機能を活用しシンプルなレプリケーション実現しましょうという内容でした。
STO5906 Virtual SAN Technical Deep Dive and What’s New
タイトルの通りVirutal SANの技術的な解説と新機能の紹介セッションです。現在のストレージの動向をハイパーコンバージドインフラストラクチャを中心に紹介していき、EVO:RAILならば簡単に、Virtual SANならばより柔軟に使用できることをアピール、概要を説明していました。目玉の新機能としては大きく3つ、データ保護、管理の改善、サポートハードウェアの追加がありましたが、中心となっていたのはデータ保護の部分です。RPO=0のサイトレベルでの保護を提供するストレッチドクラスタ、ROBO用の2ノードオプション、Oracle RACやExchange DAG、SQL Server Always on可用性グループのサポートに注目が集まっていました。
関連トピックス:
- VMworld 2015 セッションレポート②
- VMworld 2015セッションレポート①
- VMworld 2015 セッションレポート③
- VVMware 2015 セッションレポート⑤
- VMworld2018 in ラスベガス レポート② Veeamセッション
- AWS Re:invent 2016 Breakout Session情報:木曜日
- VMware, 技術白書「The VMware Reference Architecture for Stateless Virtual Desktops on Local Solid-State Storage with VMware View 5」を発刊
- AWS Re:invent 2016 Breakout Session情報:水曜日