EMC vVNXでVVOLを用意してみる【その3:VVOLを設定してみる】


VMware vSphere v6.0でついに登場したVirtual Volume(VVOL)を検証できる、SANストレージを作成できる仮想アプライアンスEMC vVNX Community Edition 3.1.4の設定方法を案内する記事シリーズ3回目です。
前回の記事では、VVOLに必要なvVNX上でのストレージ設定である、ストレージプールの作成、NASサーバの作成、ESXiホストの認識設定、そしてProtocol Endpointsの設定の方法を案内しました。
今回の記事では、ついにVVOL接続に必要な設定を案内します。


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ストレージプールをVVOLとして登録します。「Storage -> VMware -> Datastores」と進み、「+」をクリックしてウィザードを開きます。


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ウィザードでは作成するVMwareデータストアのタイプを訊かれます。一番下のVVOL(File)を選択します。


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データストア名を決めます。ここで設定した名前が表示されるので、わかりやすい名前を入力します。


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データストアに割り当てるCapacity Profiles、つまりストレージを決定します。ここではPerformance Tierを選択します。


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サマリが表示されるので、これで問題なければFinishを押して作成します。


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作成されたVVOLデータストアはこのような一覧表示になります。このデータストアをvCenterおよびESXiに認識させます。


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vCenter Web Clientを開きます。「ストレージ」から「vCenter」を選択し、「管理」タブから「ストレージプロバイダ」を選択します。
緑の「+」ボタンを選択すると入力ウィザードが開くので、プロバイダを登録します。
名前は任意のものでかまいません。URLは「https://(管理コンソールIPアドレス):8443/vasa/version.xml」、認証情報は管理コンソールアクセス用のものを使用します。


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OKを押すと登録されます。登録された段階ではまだVVOLデータストアが認識されていないので、ストレージプロバイダを再スキャンして認識させます。


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データストア登録画面に移ります。ウィザードを開くとデータストアタイプを訊かれるので、「VVOL」を選択します。


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バッキングストレージコンテナ一覧に、設定したVVOLが表示されるのでこれを選択します。


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接続するESXiホストを選択します。ESXi 6.0のホストのみがVVOLに接続できます。ここでは6.0である244以外は選択できないようになっています。


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最後に概要が表示されるので、これで問題なければ終了で設定を完了します。


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これでEMC vVNX上で設定したVVOLストレージがESXi 6.0ホストに接続できました!
VVOLデータストア上には当然仮想マシンを設置できますので、製品の検証を行うこともできますし、VVOLの威力を確かめることも可能です。
この記事シリーズはここで終了です。この紹介が皆様のお役に立てれば幸いです。

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