デフォルトではスナップショットは各VMのホーム・ディレクトリに書き込まれています。ユーザはVM上でボリューム・スペースを取られないように、このロケーションを変更したいということがあるかも知れません。それはそれぞれ各VM上のスナップショット用の新たなワーキング・ディレクトリを指定することで可能です。この方法を選択したときにはスナップショットと.vswpファイルの両方がこのディレクトリに書き込まれます。
注)もしVMが共有ストレージにあり、ローカル・ストレージをロケーションとして指定した時は、vMotion、 High Availability、 Distributed Resource Schedulerなどホスト間でVMを移動させる機能は使用できません。
1. VMをパワーオフし、ESX サービス・コンソール または ESXi Tech Support Modeでログインします。
2. nano (ESXのみ) または vi (ESX/ESXi)エディタでVMのVMXファイルを編集
3. 次のシンタックスを使用して新たなラインを追加:
workingDir=”/vmfs/volumes/SnapVolume/Snapshots/”
4.もしVMディレクトリに.vsmpファイルを残したい時はVMXファイルに次のラインを追加します:
sched.swap.dir = “/vmfs/volumes/VM-Volume1/MyVM/”
これはオプションです。
さらにすでにある「sched.swap.derivedName」パラメータのアップデートを心配する必要はありません。それはVMがパワーオンした各時点でVMによって生成され、コンフィグレーション・ファイルに書き込まれます。
5. ユーザがVMと.vswpをパワーオンした時に、.vmsnとスナップショット(delta-vmdk)ファイルはこのディレクトリにロケートされます。
ソース:SearchVMware.com
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