ラスベガスで8/26~8/30に開催されたVMworld2018の概要をご紹介いたします。
VMWorldは今回で15回目となり、世界各国から2万人以上、日本からはおよそ380名が参加しました。
今回のテーマは “Possible begins with you”でした。
ジェネラルセッションの様子です。
今回はプライベートクラウドと併せて用途別に様々なパブリッククラウドを使用する、
『マルチクラウド』という単語がよく聞こえてきました。
●主な発表内容
・Amazon RDS on VMware
オンプレミスのVMware環境でもAmazon RDSが使用可能となります。
RDSの特徴ある、拡張性や可用性、また保守(パッチ適用など)不要など、
運用管理面で大きなメリットがありそうです。
Oracle/SQL Server/PostgreSQL/MySQL/MariaDBのDBが利用できる予定です。
・VMware Cloud on AWS (大阪リージョン対応)
既にリリースが発表されており、2018Q4での東京リージョンに加えて、
2019Q2に大阪リージョンも対応すると発表がありました。
・CloudHealth Technologiesの買収を発表
AWS/Azure/Google Cloud Platformなど様々なパブリッククラウドを
一元管理可能なCloudHealthの買収が発表されました。
リソースや使用量、パフォーマンスを一元的に管理できるようになったことで、
用途別に様々なクラウドの使い分けが可能になりそうです。
・ESXi on 64 bit Arm
ARM系プロセッサのサポートをこれから組み込みOEMベンダとの協業して、
調査、研究を進めていくとのことでした。
・Project Magna
機械学習をベースにデータセンタの自律的な稼働を実現するためのプロジェクトを発表。データセンタ環境での強化学習の実現を通じて、より優れたパフォーマンスと効率性を実現を目指すとのことでした。
・Project Concord
ブロックチェーン技術を活用してエンタープライズ向け分散型インフラストラクチャの実現。現在オープンソースプロジェクトとして利用可能です。