データベースと仮想マシン(VM)のパフォーマンスを関連付け
目次
仮想マシン内で動作するデータベースをより簡単に特定し、データベースと仮想マシンのパフォーマンスを相関させることが可能に
Database Performance Analyzer(DPA)を使用して、仮想マシン内で動作するデータベースインスタンスをすばやく検索し、フィルタリングします。DPAを使用して、パフォーマンスの問題を主要な仮想マシンメトリクスにマッピングすることにより、データベースの応答時間を基盤となるゲストOSおよびインフラストラクチャと相関させ、VMパフォーマンスがデータベースに与える影響を判断します。
また、CPU、メモリ、ディスク、およびネットワークの全体的なパフォーマンスとともに、待ち時間のパフォーマンス状況を示すハイレベルなダッシュボードを表示し、アラームを掘り下げて、ハイパーバイザーのパフォーマンスがいつ、どこに存在するかをピンポイントで特定することも可能です。DPAは、エージェントレスでセットアップと実装を行うため、通常数分でVMware vSphere VMおよびホストのパフォーマンスデータを収集・監視できるようになります。
各コンピュートレイヤーの可視化
クエリ、インスタンス、VM、物理ホストのメトリクスをタイムスライスごとにリアルタイムおよびヒストリカルにマッピングし、仮想化データベースのパフォーマンスをより容易に関連付け、問題をピンポイントで特定できます。また、データベース・メトリクスをVMwareのパフォーマンスやイベント(vMotionやVMの電源オン/オフなど)と一緒に表示し、ハイパーバイザー・ホストや他のVMがデータベース・パフォーマンスに及ぼす潜在的影響を確認することもできます。
VMとホストの構成を確認
Database Performance AnalyzerのVMオプションは、DBAおよびシステム管理者に対して、仮想マシン、ハイパーバイザーホスト、追加のホストVM、VMストレージ、およびホストストレージの構成に関するさらなる洞察を提供します。ハイパーバイザーのソフトウェア・バージョン、ハードウェアのメーカーとモデル、CPUとメモリの種類など、詳細な構成情報を取得できます。
データベースVMのヘルスサマリー
DPAは、データベースメトリクスと、Co-Stop、CPU Ready、Memory BallooningなどのVM固有の追加メトリクスにまたがる、完全なVMおよびデータベースの健全性ダッシュボードを提供するように構築されています。また、バックアップ情報や、セッション数、接続ユーザー数、接続デバイス数などのデータベース接続情報についての洞察を得ることができます。
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「Database Performance Analyzer (旧Ignite)」カテゴリーアーカイブ:
https://www.climb.co.jp/blog_dbmoto/archives/category/dpa
データベースおよびSQLクエリのパフォーマンスを監視、分析、調整