VMware vSphere環境のデータ保護を実現するソフトウェアVeeam Backup & Replication。このVeeam Backup & ReplicationをWeb経由で操作可能なVeeam Enterprise Managerにより、複数のVeeam Backupサーバを一括管理することや、VMやファイル単位のリストアを行うことも可能です。

Veeam 9.5 Update4からは、このVeeam Enterprise Managerに関しても機能強化され、vSphereユーザの認証情報を用いて、Veeam Enterprise Mangerの専用Webポータル(セルフサービスバックアップポータル)にアクセスすることが可能となりました。各vSphereユーザは、このセルフサービスバックアップポータルの画面から、 vSphere権限やロールに基づき、自身のVMのリストアや管理はもちろん、セルフサービスなバックアップを実施することもできるようになりました。

管理者が事前にバックアップジョブのテンプレートを作成することで、vSphereユーザは最低限のパラメータを設定するのみで、セルフサービスバックアップポータルから簡単に自身のVMをバックアップすることが可能です。自身のVM以外の操作はできない(見えない)ため、管理者はテナント毎にvSphereユーザ権限を調整するのみで、セキュアでマルチテナントなバックアップ運用を手間なく実現することができます。

今回のブログでは実際にマルチテナントなバックアップ運用を実現するために、セルフサービスバックアップポータルを管理者がどのように作成するかをご紹介いたします。
※作成したセルフサービスバックアップポータルの操作方法に関してはこちら

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