Veeamではバックアップの世代管理にバックアップチェーンを組んで行っています。世代管理につきましては以下の記事をご参照ください。

バックアップチェーンとは

バックアップチェーンとは、フルバックアップデータと増分バックアップデータの繋がりのことです。バックアップの際、フルバックアップの場合は、VMの全てのデータを取得して作成されますが、増分バックアップの場合は、前回のバックアップから変更があった部分のみを取得し、増分バックアップデータを作成します。

リストアを行う際は、フルバックアップからのリストアはフルバックアップデータを使ってリストアを行いますが、増分バックアップからのリストアは、一番近い以前取得したフルバックアップデータから、リストアしたい増分バックアップデータまでの区間にあるバックアップデータを元にリストアを行います。フルバックアップデータから、次のフルバックアップデータの直前までにある増分バックアップデータまでの繋がりをバックアップチェーンと呼びます。※逆増分バックアップ(差分バックアップ)の場合逆になります。

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以下からはバックアップチェーンに関連したバックアップデータの保持について紹介します。

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