VeeamではWindows のReFS、LinuxのXFSファイルシステムと連携することで、Fast Clone(高速クローン)機能を利用できます。

合成フルバックアップなどで、既存のバックアップファイルから新たにフルバックアップを作成する処理では、バックアップファイル内の実データブロックを移動する必要していましたが、このFast Clone機能を利用すると、既存データブロック参照する論理的な移動で実施できます。

これにより、時間のかかる合成フルバックアップ作成やバックアップの変換処理を速度を大幅に高速化し、既存データブロックを参照することで必要となるディスク容量を削減、さらには実データに対するI/Oリクエストを削減しストレージデバイスの負荷を減らすことができます。

ReFS、XFSとの統合による高速な合成処理

https://www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-18930

このように利点の多いFast Clone機能ですが、機能追加前からWindows やLinuxのリポジトリを使用していた場合やReFS、XFS以外のファイルシステムを使用していた場合には、この機能を利用するために追加の手順が必要になります。

今回は、この対応方法に関して解説していきます。

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