概要
Veeam Backup & Replicationでバックアップ/レプリケーションを実施したVMware仮想マシンが、統合が必要なステータスとなったが、手動での統合処理を行ってもステータスが変わりません。
または、Veeamバックアップ/レプリケーションを実施したVMware仮想マシンに孤立したスナップショットが残存します。
原因
これは、Veeamバックアップ/レプリケーション処理時に、仮想アプライアンス モード (HOTADD) を使用して仮想マシンを保護していた際に、Veeamプロキシに対象仮想マシンの仮想ディスクが接続されたままとなっている場合に発生する可能性があり、下記がその主な原因となります。
・VMware側で、Veeamプロキシから保護対象仮想マシンのディスクを解放するコマンドが適切に処理されなかった。
・対象仮想マシンのバックアップ/レプリケーション処理中に Veeam サーバーがクラッシュした。
・実行中のVeeamジョブが何かしらの理由で強制的に停止された。
・別のジョブによって使用されているプロキシに対して、Veeamバックアップ/レプリケーションが実行され、当該バックアッププロキシ上にスナップショットが作成された。
※このような事態を回避するため、Veeam処理用に専用のVMware バックアッププロキシを用意し、これらのプロキシはVeeamバックアップ/レプリケーション対象に含めないことを推奨します。