Veeam Backup & Replicationでバックアップを行う場合、バックアップの方法によってリポジトリ(保存先)へのI/Oが異なります。扱うデータとしてはどの方法でも重複排除、圧縮済みデータを扱いますがマージ処理(合成)や差分ファイルへの変換を含む場合にはI/Oは増大します。
これによりI/Oが遅いディスクやWAN越しでリポジトリサーバを経由せずにNASに書き込む場合には、初回の全てのデータを読み取るフルバックアップよりも、変更点のみの差分バックアップの場合のほうが時間がかかってしまう事態が発生することがあります。
以下はそのI/Oを単純計算で求めた比較になります。おそらく、合成や変換処理の際にはこれ以上のI/Oが発生していると考えられます。