ディスクバックアップの永久増分バックアップ方式では、1つのフルバックアップに続けて、一定数の増分バックアップを保持します。新しい増分が作成されると、古い増分がフルに合成され、フルバックアップは常に再構築されます。
しかし、ディスクバックアップと異なり、テープバックアップでは一度テープに保存されたバックアップを再構築することはありません。そのため、ディスクバックアップの永久増分バックアップ方式をそのままテープに導入することはできません。
そこで、ディスクバックアップで永久増分バックアップを使用した場合でも、テープに適した形式でバックアップを保存するために使用されるのが、仮想フルバックアップです。