Veeam Backup & Replication(VBR)では、元々Veeam Backup Enterprise Manger(VEM)のWeb UI機能をREST APIでも利用できるように、それらのコマンドを提供していました。

しかし、VEMのWeb UIはバックアップインフラストラクチャや仮想環境に詳しくないユーザでも操作ミスなく簡単に利用できるように、細かい設定や機能を省いてシンプルにわかりやすい機能を提供しているものであるため、利用が制限されている機能や設定が多く、VBR自体の機能をREST APIから利用したいという要望が多かったため、v11にて新たにVBR自体の操作や機能を利用できるREST APIが追加されました。

このREST API自体を利用するために、別途追加のコンポーネント等を構成する必要はなく、VBRをインストールやv11にアップグレードする際には、そのためのサービスが自動的に構成されます。インストール時にポートも指定するようになっていますので、このポートにアクセスできれば当然、認証は必要になりますが、リモートからも利用できるといったものになっています。
※ユニバーサルライセンスまたはEnterprise Plusエディションのライセンスで利用可能です。

Step 9. Specify Service Ports

また、 REST APIの機能を評価や確認するためにSwagger UIが組み込まれています。

https://<hostname>:<port>/swagger/ui/index.html

上記のようなURLにアクセスすると下記のようなSwagger UIにアクセスし、各APIをお試しいただけます。

今回はこのSwagger UIを用いて、Veeam Backup & Replciation REST APIのサービスエンドポイントにアクセスし、認証を行い、ジョブを開始するといった手順を解説していきます。

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