Kasten K10はv6でVeeamのインスタントリカバリを使用したリストアをサポートしました。これにより、サイズが大きいPVを使用しているアプリケーションであっても数分でリストアできます。
ただ、現状Tanzuのサポートに関してはいくつかvSpehre 側で制限があり、Tanzu環境ではインスタントリカバリを使用できず、vSphere上のTanzuではない、K8sディストリビューションでのみインスタントリカバリをサポートしています。
そこで今回はRancherを使用してvSphere上でRKE2クラスタを構成(vSpehere CSIも構成)、そこにKasten K10をインストール、Veeamリポジトリを登録して利用できるように環境を作成してみました。
- VMware vCenter Server 7.0 Update 3m
- VMware ESXi 7.0 Update 3l
- Rancherバージョン:2.7.5
- Kubernetesバージョン:v1.26.6 +rke2r1
- Kasten K10バージョン:6.0.3