Oracleデータベースからミラーリングまたはシンクロナイゼーションを行う際、DBMoto Ver8.5では、従来のLog Miner経由でOracle トランザクションをリードする手法に加え、Oracle Log Server経由で差分レプリケーションを実行できるようになりました。
このOracle Log Serverとは、Javaを用いてOracleデータベースからログの変更を読み取り、ローカルのフォルダにトランザクションログを格納するコンポーネントです。
DBMotoマシンはOracle Log Serverにより格納されたログに基づいてレプリケーション、つまりソースデータベースの更新や削除をターゲットのデータベースに反映します。
下記が、Oracle Log Serverの主な特徴です。
<メリット>
・Log Miner経由と比べて多くのレプリケーションを処理する際のパフォーマンスが向上
・BLOB型カラムの差分レプリケーションが可能
<対応DB>
・Oracle11g、Oracle12c
試しに弊社環境のDBMotoでミラーリングを行っている間に、ソースのOracleデータベースのBLOB型のカラムを更新しました。
ミラーリングが実行され、更新されたバイナリデータがターゲットのデータベースに正しく反映されていることを確認できます。
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