HiT ODBC/400のパフォーマンス設定項目


HiT ODBC/400の「HiT ODBC/400 Optimized Data Source Configuration」の Performance タブ の項目フィールドを適切に設定して頂くと、データアクセスの能率を増進することができます。
最初に「 Data Source Configuration」GUIから「Performance」タブを選択します。
HiTODBC400Perfm

その他のオプションについて説明をします。

APPC Buffer Size
デフォルトのサイズは32Kで、バッファの最大サイズはホストとのAPPC会話に使用されます。このバッファーは SendDataとRecvAndWaitに使用されます。大容量のbinary/varchar/longvarbinary/long varcharデータをパラメトリック・クエリーと転送する場合はデフォルト以上の数値を設定してください。

Fetch Block Size
フェッチ・オペレーションでの抽出する最大ブロック・サイズを指定します。デフォルトは512KBです。AS/400アクセスが遅いか、大テーブルを使用するか、JOINを含む複雑なステートメントを転送する時は512KB以下の数値に変更することを推奨します。数値は結果セットの単一レコードのサイズ以上が必修です。

Max Rows in Result Set
デフォルト数値は0です。これは行の無限数が抽出できることを意味します。もし数値を0以上にした場合、行の数に最大制限を設けることになります。この数値に届いた場合は続くフェッチ・コールが「NO DATA FOUND」を返します。これは長期のデータ抽出を避け、クエリーから早い応答を得るためには有効です。

Use SQLSpecialColumns
もし、イネーブルであればアプリケーションがSQLSpecialColumnsを行うときにインデックス(special column)をリターンします。ディセイブルであれば、テーブルがインデックスを持っていないかのように、このファンクションへの全てのコールは0をリターンします。このオプションはMS Queryのようにファンクションを頻繁にコールするアプリケーションには有効です。ファンクションをリターンするような情報の使用が無ければ、ディセイブルにした方が、データ転送時間を節約できます。

Use SQLStatistics
イネーブルで、アプリケーションがSQLStatisticsコールを行った時には統計データ(statistics)がリターンされます。ディセイブルであれば、このファンクションへの全てのコールは0をリターンします。このオプションはMS Queryのようにファンクションを頻繁にコールするアプリケーションには有効です。ファンクションをリターンするような情報の使用が無ければ、ディセイブルにした方が、データ転送時間を節約できます。

Use dbXpress
デフォルトではアンチェックになっています。イネーブルにすることでHiT ODBC/400がインストールされているマシンのステーブルなデータベース情報をキャッシングすることでパフォーマンスは改善されます。データベースを変更した場合はHiT ODBC/Toolbox dbXpress Refresh機能でキャッシュした情報をアップデートしてください。
チェックした場合、最初の時は制限のないクエリーが行われ、ドライバーはローカルなシステムにデータベース情報をキャッシュします。このオプションをチェックした場合、パフォーマンスは最初の時は制限のないクエリーが行われた時に影響されます。しかし継続するクエリーはデータベース情報がローカルに保存されているため、高速になります。

Enable Data Compression
Data CompressionオプションでSystem i (iSeries, AS/400)はクライントにデータを圧縮して送ることができます。クライアントからSystem iに転送したデータは圧縮フォーマットです。データのタイプによってその転送影響には大小があります。データ圧縮には若干のオーバヘッドがかかります。

Use Packages
チェックをした場合、パッケージは最初に実行されたコンパイル・パラメータ・ステートメントの保存に使用されます。これは同じステートメントが複数回実行されるユーザのアプリケーションでは有効です。2回目以降のステートメントの実行で、AS/400はこのパッケージからコンパイルしたステートメントを再使用し、コンパイル時間とテーブル間のリンク作成時間を節約できます。

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