HiT ODBC/400はAS/400 DB2用のODBC接続ドライバです。
32bit版64bit版の両方に対応しており、Excel/Accessや他ODBCツールを使用して、AS/400のデータを簡単に参照したり更新することができます。
今回はAs/400 DB2のデータをExcelへ取り込み、さらにExcelにて直接データの更新を行う方法についてご紹介します!
まずHiT ODBC/400をインストールします。アプリケーションが32bit版か64bit版かに合わせてHiT ODBC/400も32bit版か64bit版を選択します。
インストール後、Windowsの「ODBCデータソースセットアップ」にて登録します。その際にインストール済みのHiT ODBC/400を選択し、IPアドレス等の登録を行います。
続いてExcelでの操作です。画面はExcel2013を使用していますが、Excel2016や2010でも同様の手順となります。データタブ→その他のデータソース→Microsoft Queryを選択します。
AS/400のユーザIDとパスワード、データベース(ライブラリ)を入力選択します。
Excelへ取り込むテーブルを選択し、さらに取り込むカラムを選択します。
まずExcelへデータ取り込むために「Microsoft Excelにデータを返す」を選択します。
するとこのようにAS/400 DB2のデータをExcelへきれいに取り込むことができます!
次にデータの編集を行うために「Microsoft Queryでデータの表示またはクエリの編集を行う」を選択します。
すると図のようにデータが表示されますので、メニューのレコード→編集の許可を選択します。
データの編集が可能となりますので赤枠の部分の3レコードを編集します。
その後Excelにて再度データを取り込むとデータが更新されていることが確認できます!
念のため5250エミュレータ画面でも確認します。正しくデータ更新されています。
このようにHiT ODBC/400にて簡単にAS/400 DB2のデータの参照や更新を行うことができます。
CCSDI=5035/5026等、日本語文字にももちろん対応していますのでご安心ください。
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