DBMotoは2008年春からデータ連携の複製元、複製先としてInformix のサポートを開始し、2008年6月にIBMからInformix Dynamic Serverの認定を受けました。
当初はトリガー・ベースのレプリケーションのみをサポートしておりましたが、現在はInformix のトランザクションログ・ベースのレプリケーションもサポートしております。ログの参照方法としてログ・サーバー・エージェント方式を採用しているため、DBMotoサーバーにClient SDKが必要になります。
トランザクションログ・ベースでデータ連携を行う際に必要な設定
Informixで必要な設定
- Informix IDSデータベースバージョン11.5 FC3以上を使用していることを確認します。
- データベース管理者(DBA)に問い合わせて、データベースに付属のスクリプトsyscdcv1.sqlを実行して、データベースsyscdcvを作成します。このテーブルがDBMotoで必要です。
- レプリケートするソースデータを含むデータベースがログを有効にして作成されていることを確認します。ログが有効になっていない場合、DBAはondblogユーティリティを使用してロギングモードを変更できます(ロギングモードが変更された後にonbarユーティリティを使用してデータベースをバックアップします)。
- DBMotoからデータベースに接続するために使用するユーザーIDには、ソースデータベースとsyscdcv1データベースの両方にCONNECT権限とDBA権限を付与します。例えば:
grant connect to “dbmotouser1”
grant dba to “dbmotouser1”
- ユーザーIDがinformix-adminグループにあることを確認します。
DBMotoサーバーで必要な設定
- .NET Data Providerと最新のInformix Client SDKをESQLオプションでインストールします。
- SetNet32ユーティリティを使用してサーバーを定義します。
- ILogin.exeデモを使用して、データベースへの接続を確認します。
- Windowsサービスを作成および削除するためにDBMotoを実行するWindowsユーザーの権限を設定します。
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