弊社のRDBデータレプリケーションソフト、DBMotoでは異種DB間でレコードデータを連携できます。
そして連携に際して要望が多い事柄に関しては、設定のオンオフだけで実施可能となる機能として標準搭載されています。
DBMotoの機能として「非クリティカル使用」というものがあります。これは英文の「Use non critical」というものを訳したものです。
どちらにしても名前を聞いてすぐにピンとくる機能ではありません。
いったいどういった機能でしょうか。このブログ記事にて紹介いたします。
例えば、ミラーリング対象とするテーブルには様々なフィールドがありますが、中には削除フラグや参照履歴など、必ずしもターゲットに反映させる必要のないフィールドも存在します。
一方、DBMotoは逐一トランザクションを追跡・反映する仕組みを採用しているため、そういったフィールドのみのUPDATEがあった場合でも素直にターゲットに反映します。
しかし、もしそういった特定のフィールドにのみUPDATEがなされた場合にはミラーリングをわざわざする必要がない、というときに利用できるのが、この「非クリティカル使用」です。
レプリケーションの、マッピング設定画面を開いたときに、ソース側フィールドを右クリックすると、いくつかメニューが出てきます。
この中に「非クリティカル使用」という項目があるので選択します。
そうすると、そのフィールド名が黄色になります。これで指定完了です。
以降、このフィールドにのみUPDATEがあってもそれは反映されなくなります。
複数のフィールドを指定することも可能です。
論理フィールドなどミラーリングしたくないフィールドにお使いください。
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