SQLデータベースはユーザのERPやCRMシステムは他のミッション・クリティカルなアプリケーションと同様に心臓部に相当します。そのダウンタイムとデータ損失は従業員の仕事時間の損失とビジネスと利益の損失に直結します。ダウンタイム時に多くのデータを保存したければSQLトランザクション・ログのバックアップの必要性が重要になります。どの時点でのデータベースのリストアが可能になればSQL Serverの可用性は最大となります。ネーティブなマイクロソフトのツールか、3rdパーティのソリューションを使用することでトランザクション・ログを取り扱うことができます。ネーティブなツールにはSQL Server Management Studio, Transact-SQL (T-SQL), SQL Server Agent ジョブ, SQL Server Maintenance Plans, PowerShell スクリプトが含まれます。これらのオプションについてはMicrosoft TechNet トランザクション・ログとMSDNトランザクション・ログを参照ください。
データベース・プロパティはトランザクション・ログのサポートが必要です。SQL Serverはリカバリ・モデルでトランザクション・ログを管理します。単純復旧モデルでは、トランザクション・ログなしではポイント・イン・タイム リカバリをすることができません。フルまたはバルク・ログ・リカバリ・モードでのデータベースのみがトランザクション・ログ・ファイルへ変更を記録し、特定時点でのリカバリが可能です。ユーザは自身のデータベースがSQL Serverフルまたはバルク・ログ・リカバリ・モードであることを確実にしてください。
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仮想環境(VMareとHyper-V)におけるSQL Server トランザクション・ログのバックアップ方法 [Veeam Backup & Replication] https://www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-13749