DBMoto 9 の新機能7つをご紹介します。
個々の新機能詳細は別途ブログにて近日中に公開予定です。
目次
1. Management Center(管理ツール)の操作性・見易さの向上
新しいアイコンやウィンドウタブを導入し、より管理し易く操作性も向上しました。
管理ツールはすべて日本語化されているので安心してお使いいただけます。
2. Teradataのサポート
Teradataの全件リフレッシュモード、及びTeradataへの差分ミラーリングレプリケーションをサポートしました。
これによりOracle等のRDBからTeradataへの移行・連携が可能となります。
3. Hadoopのサポート
Apache Hadoopの分散処理とデータストレージフレームワークにリレーショナルデータを複製するための機能をサポートしました、
これによりOracle等のRDBからHadoopのHDFSへのデータ複製が可能となります。
4. Oracle・MySQLからのレプリケーション機能強化
Oracleのトランザクションログ(REDOログ)及びMySQLのトランザクションログ(バイナリログ、binlog)をDBMoto内のエージェントからリアルタイムにアクセス取得し、DBMotoマシンへダウンロードする手法です。
これにより、差分ミラーリング時の参照先がDBのトランザクションではなく、既に取得ダウンロードされたDBMotoマシン内のファイルになるため、ネットワークを介さない分速度が向上します。
5. DBMoto検証ツールの機能強化
ソースとターゲットでレコード不整合がないかを確認する結果比較機能をスケジュール設定可能となりました。
これまでは手動で実行する必要がありましたが、スケジュール設定により定期的に差異がないかを確認し、万が一差異があった際には自動で修復可能となりました。
6. LOBデータ型のレプリケーションに対応
BLOB/CLOBのデータタイプの差分ミラーリングレプリケーションに対応しました。
新たに対応したDBは以下の通りです。
・DB2(AS/400) V6R1以降(Log Reader API)
・Oracle 11g以降(ログサーバエージェント or トリガー)
なお以下のDBはこれまで通りLOBデータタイプのミラーリングが可能です。
・IBM Informix
・SQL Server
・MySQL
7. トランザクションレプリケーション機能強化
トランザクションレプリケーションでコミット制御のサポートが導入されました
ソースデータベースでコミットされたトランザクションに応じて、コミットまたはロールバックすることが可能です。
これにより発行クエリ数が大幅に削減されるため、速度向上が見込めます。
例えばソースへ1万件登録してコミットした場合、ターゲットへのレプリケーション時に発行されるクエリは以下の通りとなります。
従来方式・・・(INSERT+COMMIT)×10,000=20,000クエリ
新方式・・・・INSERT×10,000+COMMIT=10,001クエリ
従来方式「Auto Commit」、新方式「Commitment Control」はユーザが選択可能(デフォルトは従来方式)
対応DBは下記の通りです。
– Oracle
– SQL Server
– DB2(AS/400)
– DB2 LUW
– Informix
※トリガー形式を使用する場合は新方式「Commitment Control」は未対応となります。
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