TriActiveは1997年に設立されシステム管理ソリューションをSaaSとして提供するパイオニア的な会社です。本社を米国テキサス州に置き、アジア、欧州と幅広くサービスを提供しています。
http://www.systemsmanagementondemand.com/
TriActiveは50万以上のタイトル・ソフトウェア・カタログを持つ統合型パッケージを提供し、企業のIT部門が必要とするIT 資産管理、高い品質のサービスを提供します。
ビジネス的な問題点:
TriActiveは自身のSaaS環境をサポートするための社内のITインフラの能力と拡張性に大きく依存していました。最初にIT インフラはOracle10Gデータベースで構築されました。しかし、クライアントへのWebディプロイによってユーザ数は200から2万PCに増大しました。それにより、データのパフォーマンス、増加、信頼性が問題になってきました。
TriActiveはOracle RACデータベースに移行しましたが、それでもクライアントが要求する応答時間はまだ許されるものではありませんでした。
それらを解決するためにTriActiveはデータベースを小さなデータベースのグループに分け、データ構成を顧客情報に沿ったものにし、アクセスは実質的に高速化されました。しかし4から5データベースに増強することを決めた時に新たな要求にぶつかりました。TriActiveのWebアプリケーションが絶えずアクティブで、顧客がアップデートで統合された情報を得るためには、それらのデータベース間でのデータを同期する必要がありました。
選択段階:
Oracle, PostgreSQL, MySQLを含むリレーショナル・データベース間でレプリケーションが実行できるクロス・データベース・レプリケーションの調査を開始しました。そしてDBMotoに行着き、直ぐにテストを開始しました。TriActiveは顧客データベースとWebアプリケーションをクロスしてデータが透過的に出来るOracle-OracleレプリケーションにDBMotoを数日でディプロイすることができました。今後TriActiveはDBMotoを活用してOracle-MySQLレプリケーションを構築する予定です。
問題解決:
TriActiveの顧客数が増えるに従い、TriActiveは増加するPCとアプリケーションのアクティビティをサービスすることを求められます。DBMotoはOracleサーバとは別システムで稼動し、それによりアップリケーションの拡張性については問題がありません。さらにDBAエキスパートでなくてもディプロイ、運用、そしてデータのシンクロ管理が簡単に出来ます。これによりメンテナンスに係るコストを節約することが出来ました。
TriActiveの平均データベース・サイズは100Gで、増加しています。1つのデータベースで800ユーザと161,000デスクトップPCが含まれます。DBMotoの有効な点の1つは、一度そのコンセプトを習得すれば、セットアップは簡単で忘れることはありません。さらにDBMotoは高速にレプリケーション処理を行います。
関連したトピックス
- PostgreSQLとMySQLのデータベースとしての機能の違い
- ユーザ・データベースの最適化とOracle支出の削減
- 時代はマルチ・データベース管理へ
- データベースのトラブルシュートを加速化させる方法について
- Oracle/MySQL .NET Data Provider接続【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】
- OracleからPostgreSQLへの移行トラブル・シューティングに待ち時間(Wait Time)分析を活用する
- 待ち時間分析によるOracleからPostgreSQLへの移行のトラブルシューティング:Database Performance Analyzer(DPA)
- マルチデータベース管理の旅へ
- 3つのレプリケーションモードと対応DB【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】
- [DBMoto]Amazon Auroraを正式サポート!オンプレミスDBからの移行やDB間の連携に!