DBMotoでAS/400からの差分レプリケーション(ミラーリング)を行う場合に、ジャーナルレシーバーを参照してトランザクションを確認します。
このため、予めAS/400側でジャーナルレシーバーを作成し、物理ファイルに対してジャーナルを起動する必要があります。
●ジャーナルレシーバーの作成
CRTJRNRCV を実行します。
ジャーナル・レシーバー名とライブラリ名、ジャーナル・レシーバーの最大サイズを指定します。
●ジャーナルの作成
CRTJRN を実行します。
ジャーナル名とライブラリ名、ジャーナル・レシーバー名とライブラリ名を指定します。
レシーバーの管理は「*SYSTEM」の場合はサイズ上限時に自動で切り離し、「*USER」の場合は自動で切り離しません。
レシーバーの削除はレシーバーの管理が「*SYSTEM」の場合に古いレシーバーを削除するかどうか指定します。
●ジャーナルの起動
STRJRNPF を実行します。
ジャーナル処理する物理ファイル名とライブラリ名、ジャーナル名とライブラリ名を指定します。
レコード・イメージは原則として「*BOTH」を設定してください。
「*AFTER」にした場合は、DBMotoでレプリケーションする際に、AS400のROW IDとのマッピング設定が別途必要となります。
以上で作業は完了です。
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