Microsoft SQL Server と HiT OLE DB プロバイダでリンク・サーバ作成


DB2にストアされたデータの管理とSQL Serverへの統合をHiT OLEDB Server/400 または HiT OLEDB Server/DB2とMicrosoft SQL Server 2005を使用して行うことができます。Microsoft SQL Server 2005が提供するDistributed Query機能を使用して、ネイティブなデータベースにストアされたデータをDB2上のストアされたテーブル、MS Accessファイル、その他のほとんどのタイプのファイルと結合することができます。この機能を使用するにはLinked Serverを作成とユーザのリモート・データベースに接続する必要があります。

DB2/400にlinked serverを接続する時はHiT OLEDB Server/400が必要です。他のプラットフォームのDB2にはHiT OLEDB Server/DB2が必要です。

linked serverwを作成する前に「Allow InProcess」プロバイダ・オプションを設定するこれに必要があります。これによりMicrosoft SQL Server 2005がMicrosoft SQL Server 2005アドレス・スペースに直接ロードして、HiT OLEDB provider DLLが使用できるようになります。

SQL Server Management Studio からプロバイダ・オプションの設定

  1. Start\Programs\Microsoft SQL Server 2005メニュから SQL Server Management Studioをクリック
  2. Server Objects/Linked Server セクションから Providersを選択
  3. Right-click on the HITOLEDB プロバイダ・ネームから右クリックし、 Properties オプションを選択
  4. Allow inprocess オプションがチェクされているのを確認

HiT Toolbox を使用してData Link Fileを作成

 

linked server (リックド・サーバ) を作成する簡単な方法はUDLファイルを使用し、またデータ・リンク・ファイルとして知られています。1つのファイルですべての接続パラメータの指定が可能で、すべての今後の接続が簡単に参照できます。データ・リンク・ファイルはHiT Toolboxで作成することができます。データ・リンク・ファイルについての作成・構成についての情報はHiT OLEDB ToolBox Helpの「Creating a Data Link in the Toolbox」を参照ください。

 

一度データ・リンク・ファイルを作成することで、リンクド・サーバの作成時に気を付けることがあります。

 

  • リンクド・サーバ・プロパティのdata sourceフィールドで.UDLエクステンションを含むUDLファイル名でタイプします。例えばHiT OLEDB ToolBoxのデータ・リンクを作成し、「MyDB2」とした時はlinked serverプロパティ・データ・ソース・フィールドで「udl」と指定する必要があります。

 

  • リンクド・サーバ・プロパティで、product nameフィールドをリンクド・サーバとして追加する為にOLE DBデータ・ソース名をタイプします。例えば「OLEDB for AS400」

 

  • データ・リンク・ファイルが作成された時、デフォルトで次のパスの下におかれます。

C:\Program Files\Common Files\System\Ole DB\Data Links

もしデフォルト位置でUDLファイルを保存したときは, SQL Serverはそれを自動で検知するのでパスを指定する必要はありません。しかし別の場所ファイルを移動したときはファイルの正確なパスを指定する必要があります。

 

  • もしHiT OLEDB Server/400 を使用した時は, リンクド・サーバ・プロバイダ・ストリングに次を追加する必要があります。

Port Number=8471;Rowset Locate=True;

次の1から6ステップを行い終了させます。

 

リンクド・サーバを作成するためにデータ・リンク・ファイルを使用しない方法を選択した時は、次のステップを使用します。

 

SQL Server Enterprise Manager を使用してLinked Serverの作成

 

  1. Start\Programs\Microsoft SQL Server 2005 メニュから、 SQL Server Management Studio をクリック

 

2. Server Objects メニュからLinked Server を選択

  1. Linked Server , New linked Serverを右クリック、コンフィグレーション・ウィンドウでデータをインサート

General タブで、必要なパラメータをインサート

Linked Server:           このリンク・サーバ用のレファレンス名をインサートします。SQLステートメントに使用した時に問題を回避するためにスペースが無い名前を使用することを推奨します。
Provider Name:          iSeries/AS400に接続する場合は「HiT Software OLEDB Provider for DB2/400」を選択。iSeries/AS400以外に接続する場合は代わりに「HiT Software OLEDB Provider for DB2」を選択
Product Name:           リンク・サーバとして追加するためにOLEDBデータ・ソースの名前をインサート
Data Source:              ユーザDB2のIPアドレスか、データ・リンク(UDL)ファイル名を指定。
Provider String:          必要なパラメータと接続ストリングをインサート
例:

                Libraries=My_libraries; Init Timeout=90;Host Code Page=037;Rowset Locate=True;

注:プロバイダ・ストリングのパラメータは大文字と小文字を区別します。

5. Security タブを選択。 セキュリティ・パラメータ設定情報に関してはHelpをクリック

6. 次のオプションの参照・指定はServer Optionsタブ を使用します。

  • キャラクタ・フィールドの「WHERE」 と「 ORDER BY」クローズをSQLServerではなく、DB2で解決させたい時はCollation Compatibleを「TRUE」に設定します。Collation Compatibleオプションについては HiT Softwareknowledge base のCollation Compatible を参照ください

 

  • Query Analyzer と T-SQLを使用してDB2ストアード・プロシージャをコールするのには「RPC Out」をチェックします。

このオペレーション後にリンク・サーバ上のテーブルはMicrosoft SQL Server 2005にコンパチブルなすべての機能を利用可能になります。

HiT KB ID: KBFAQ 1622

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