DBMoto 9.5より、Log ReaderとTrigger方式以外にLog Server Agent方式で
ミラーリング、シンクロナイゼーションを行うことができるようになりました。
Log Server Agent方式を使用することでSQL Serverのdistributorを使用し、
単一の接続ですべてのレプリケーションの変更点を読み取ります。
読み取った変更点はDBMoto独自の形式のバイナリログとして指定したフォルダに保存し、DBMotoは保存したバイナリログからレプリケーションを実行します。
従来のLog Readerを使用する方式と比較し、データベースへの接続数が最適化されることにより、効率的なレプリケーションを実現できます。
以下、設定手順となります。
1.DBMotoをインストールしたマシンから接続できるパスに、ログフォルダを新規に作成します。
2.トランザクション有効化ウィザードを開きます。
3.トランザクション方式としてLog Server Agentを選択します。
4.ディストリビューターを設定するために認証情報を入力します。
5.バイナリログを保存しておくログフォルダを指定します。(手順1にて作成したフォルダです。)
6.接頭語フィールドではログファイル名に指定するPrefix、サービス名の名前フィールドには作成するWindows サービス名を指定します。
7.完了をクリックし、セットアップを終了します。
以上でLog Server Agentの設定は終了です。
関連したトピックス
- Log Server Agent for IBM for i (AS/400)の設定手順
- SQLServerでのDistributorを使用したミラーリングについて【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】
- Log Server Agent for Oracleの設定手順【DBMoto9.x】
- PostgreSQLからの差分連携(LSA)セットアップ手順【Syniti DR】
- SQL Server on Linuxの可用性について ①
- SQLServerがソースDBの時の注意事項【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】
- DBMotoからSyniti Data Replicationへのアップグレード方法
- SQL Serverセキュリティへの基本的なベスト・プラクティス
- DBMoto[Syniti]の技術お問合せ時に必要な情報