DBMotoは「リモート接続モード」に対応しています。このモードを使用することでDBMotoをインスト―ルしたサーバとは別のマシンにDBMotoのリモートコンソールのみをインストールし、そこからリモートアクセスして管理や設定等を行えます。
具体的には上記のようにリモート接続用のコンソールからDBMotoサーバ上のサーバエージェントに接続し、実際のレプリケーション処理はデータレプリケータ-が実施します。
具体的には上記のようにリモート接続用のコンソールからDBMotoサーバ上のサーバエージェントに接続し、実際のレプリケーション処理はデータレプリケータ-が実施します。
この機能は以下のような用途で活用いただけます。
- 複数ユーザが一つのDBMotoサーバを管理する構成
- 負荷分散などのために構成した複数のDBMotoサーバをまとめて管理する構成
複数ユーザが一つのDBMotoサーバを管理する構成
複数のユーザがレプリケーションを管理する場合であれば下記のようにそれぞれのユーザのマシンにリモートコンソールをインストールすれば各ユーザが自身のマシンから簡単にDBMotoサーバへアクセス可能になります。
この時、接続する各ユーザに対して認証を求め、ユーザごとに権限を割り当てることも可能です。このときに設定可能な認証方法や権限に関しては下記をご参照ください。
複数のDBMotoサーバをまとめて管理する構成
複数のDBMotoサーバを負荷分散などのためにデータベースの接続ごとに用意する構成などの場合、そのままですと各DBMotoサーバにリモートデスクトップなどでアクセスする必要が有りますが、リモートコンソールを利用すればこれを統合管理可能です。
設定手順
リモート接続モード用のDBMotoマシンをインストール時に「Remote Management Center Installation」を選択します。このモードでインストール時はライセンスファイルの適用は不要です。
インストール完了後、レプリケーション用のDBMotoマシンへリモート接続設定を行います。まず「新しいサーバを追加」を選択します。
任意の接続名と接続先IPアドレスを入力します。ポートは既定の58361のままで問題ございません。
実際に2台のレプリケーション用DBMotoマシンへ接続した際の画面です。このようにmetadataがそのまま読み込まれます。
【リモート接続モード使用時の注意点】
・リモート接続の際は、レプリケーション用DBMotoマシンにてDBMoto Server Agentが稼働している必要があり、ポート58361の解放が必要です。
・リモート接続後のmetadataにて直接設定が可能ですが、DBへの接続時にはリモートコンソールを実行しているマシンから接続する仕様です。このため、DBへの接続を必要とするテーブルの選択やレプリケーション作成、一部設定変更の際はDBの各ドライバをそのマシンに対してインストールしてある必要が有ります。
・DBMoto Data Replicatorの実行はレプリケーション用DBMotoマシンにて行います。
関連したトピックス
- DBMotoのリモート接続モードを使用した負荷分散
- 新規インストール手順【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】
- DBMoto[Syniti]の技術お問合せ時に必要な情報
- AS/400でレプリケーションに必要なジャーナルが起動済みかを確認するためには?
- PostgreSQLに対してバルクインサートが可能に【DBMoto Ver8.5新機能①】
- Syniti(旧DBMoto)サーバーの移行方法の選択肢
- パフォーマンスを確認するレプリケーションアクティビティビューア【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】
- リアルタイムDBレプリケーションツールの最新版DBMoto8完全日本語版をリリースしました。