Syniti Data Replication 9.6(旧DBMoto)では、Hadoop HDFSへのレプリケーションが強化されました。
元々DBMoto 9.0にてHadoop HDFSへのレプリケーションは対応しておりましたが、
全件レコード転送のリフレッシュモードしか対応しておらず、差分レコード連携は未対応となっておりました。
Syniti 9.6では差分レコード連携が追加されたため、最新の更新データをHadoopへ取り込み、
分析に繋げることができるようになりました。
●SynitiへのHadoop HDFS登録
まず、ターゲット接続にHadoop HDFSを追加します。
Hadoop HDFSのIPアドレスやユーザ名とパスワード、どのHDFSフォルダへレプリケーションを行いたいのか、またHadoopコマンドを実行する実行ファイルパスを指定します。
テストを実行すると、接続が正しく行われていることが確認できます。
●レプリケーションの実行
レプリケーションジョブ作成にも、特別必要な操作はなく、RDBMSのレプリケーションジョブと同じように作成可能です。
実際にレプリケーションジョブを実行すると、以下のHDFS Webコンソールからもデータが確認できます。
.refとついたファイルが初期リフレッシュで作成された全件レコードが格納されたものであり、.mirが差分レコード連携で生成されたファイルです。
このように、Synitiを使用することで、Hadoop HDFSへのリアルタイムデータ連携が可能になります。
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