レプリケーションモニター、履歴ビューアの使い方[Syniti DR]


レプリケーションモニター

Syniti DRではレプリケーションモニターにて実施されたレプリケーションの各種ステータスを確認できます。項目が複数あり、少々わかりづらい部分もありますので解説いたします。

  • 名前:レプリケーション名
  • ステータス:レプリケーションが有効か、無効か
  • 初期化状態:初期リフレッシュの状態、実行済みの場合は「実行」ステータス
  • 進行状況:レプリケーションセッションの進行状況
  • 成功:直近で実行されたセッションで処理されたレコードの成功件数
  • 失敗:直近で実行されたセッションで処理されたレコードの失敗件数
  • 最終:直近で実行されたセッションの成否
  • 履歴:過去に実施されたセッションの成否、一度でも失敗していれば「エラー」、一部失敗レコードを含んでいる場合などには「警告」、スタータス状態をリセットする場合には右クリックから「スタータスをクリア」を実施します。
  • 最終の検証ステータス:検証スケジュール機能により実施された結果比較の直近のステータス、「データを整合させる」を有効にし、ソーステーブルに一致させている場合でも結果比較自体で不一致が検出されていると「エラー」ステータスとなる点に注意してください。
  • 検証結果:レプリケーション構成の検証結果ステータス、結果比較ではなく、レプリケーションを右クリックし、「レプリケーションを検証する」から検証ボタンをクリックし、トランザクションログのセットアップが正しく構成されているかといった検証のステータスであることに注意してください。
  • トランザクション遅延状況:レプリケーションが有効であり、前回のセッションから指定した参照間隔よりも時間がかかっている場合に「しきい値警告」ステータスが表示されます。
  • トランザクション待ち時間:前回のセッションからトランザクションが反映されていない間の時間が表示されます。

履歴ビューア

レプリケーションモニターで異常があった場合、まずは履歴ビューアでそのレプリケーションで発生したエラーや過去のセッションを確認します。対象のレプリケーションを右クリックし「履歴を表示」から確認できます。

上段のセッション履歴の項目としては以下を表示しています。

  • ステータス:レプリケーションセッションのステータス
  • 日付と時刻:そのレプリケーションセッションが開始した時刻
  • 経過時間:前回のレプリケーションセッションからの経過時間
  • セッションの種類:レプリケーションセッションの種類(RefreshやMirroring)
  • セッションの時間:実際にレプリケーションセッションで処理にかかった時間
  • 処理されたレコード:そのレプリケーションセッションで正常に処理されたレコード数
  • 失敗したレコード:そのレプリケーションセッションで処理が失敗したレコード数
  • 合計レコード:そのレプリケーションセッションで処理されたレコード数の合計

レプリケーションセッションを確認するには、上段のHystory FilesでDBMoto_xxxx.hisのようにレプリケーションセッションの履歴ファイルを選択、下段のドロップダウンリストでReplication Agent logを選択します。そして、上段で対象となるセッションをクリックすると、自動でフィルタされログ内に含まれる関連するメッセーを下段で確認できます(エラーなく完了している場合には特に表示されません)。

また、この自動フィルタを無効にしたい場合には上段または下段のフィルタアイコンをクリックします。

また、レプリケーションセッションではなく、検証スケジューラの履歴やログを確認する場合には上段でDBMotoVS_xxxxx.hisを選択し、下段でVerifier Scheduler Logを選択します(選択しただけだと表示に反映されないため、一旦DBMotoVS_xxxx.logファイルも選択します)。

これで同様に上段で検証スケジュールのセッションを選択するとそのセッションに関連するメッセージを確認できます。また、メッセージはダブルクリックすると詳細を確認可能です。

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