EspressChartでは、作成したグラフをJPEGやPNGなどの画像形式で出力し、web上に展開する方法が一般的で多くのユーザ様がこの方法を利用しています。ただ、画像形式の場合はいわゆる「静止画」なため、動きのあるグラフを作成できません。
EspressChartでは動きのあるアニメーショングラフとしてFlash(swf)形式をサポートしております。このFlash形式のグラフは画像と同様にweb上に展開することが可能です。
●Flash形式で出力したアニメーショングラフのサンプル
//www.climb.co.jp/soft/espresschart/chart/animation.html
このようにグラフ表示時にアニメーション形式で動くグラフが作成な他、マウスオーバーによりデータをツールチップ形式で表示させたり、同じくマウスオーバーによりグラフ自体の色に変化を加えることも可能です。
●webへの展開方法
1.サーブレットプログラムを作成します。以下はサンプルです。
import quadbase.ChartAPI.*;
import java.applet.Applet;
import java.io.*;
import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;
public class FlashSample extends HttpServlet {
public void doGet(HttpServletRequest req, HttpServletResponse res)
throws ServletException, IOException {
// コンテンツタイプ設定
res.setContentType(“application/x-shockwave-flash”);
OutputStream toClient = res.getOutputStream();
try {
// EspressManager
QbChart.setEspressManagerUsed(false);
// チャートファイルのパス
String chartLocation = “EC/cht/Animation.tpl”;
// チャートオブジェクトの作成
QbChart chart = new QbChart((Applet) null, chartLocation);
// エクスポート
chart.export(QbChart.FLASH, toClient, null, null, 0, 0, false, 0, 0, false);
toClient.close();
} catch (Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
通常の画像形式と異なる個所を赤文字にしました。他は画像形式のときと全く同じですが、注意点としてFlashExport.jarの配置が必要となります。
2.サーブレットを呼ぶhtmlを準備します。以下はサンプルです。
一般的にhtmlからswf形式のファイルを読み込ませる方法と同じです。
3. webブラウザからアクセスし、以下のように表示されればOKです。
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