EspressReport ES(以下 ERES、EspressChart/Report/Dashboardも同様に可能)ではデータソースから取り込んだデータをグラフやレポート、ダッシュボードへ展開可能です。データソースはJDBC/ODBCに対応しているDBは基本問題なくご使用いただけます。
今回はIBM DB2 for i (旧DB2/400 )のデータを使用してグラフ・ダッシュボードへ展開する手順をご紹介いたします。
DB2のデータをグラフやレポート帳票へ展開することで、AS/400のデータのWeb・スマートフォンによる見える化・可視化を簡単に実現できます。
Contents
事前準備
JDBCドライバを予め準備する必要があります。
今回はHiT JDBC/400を使用します。
HiT JDBC/400はAS/400に対応したJDBCドライバです。
使用するライブラリはJDBC本体の「hitjdbc400.jar」とライセンスファイル「hitlicense.jar」です。
※HiT JDBC/400を含むAS/400向け.NET・ODBC・OLE DBドライバ群のDB2 Connectivityの詳細はこちら
JDBCドライバの準備が整いましたら、ERESのフォルダに配置します。
ERESの場合は、C:\ERES\WEB-INF\lib(Windows版の場合)となります。
データソース接続設定(AS/400 DB2への接続設定)
Data Source ManagerにてAS/400へ接続設定を行います。
※HiT JDBC/400を使用する場合の例です。他のドライバの場合は記述方法が異なります)
Driver List・・・Other
URL・・・jdbc:as400://<IPアドレス>;libraries=<ライブラリ名>
Driver・・・hit.as400.As400Driver
最後にTest Connectionボタンを押下し、下記のダイアログが表示されれば接続は成功です。
AS/400のデータをグラフ・ダッシュボードへ展開
OracleやSQL ServerなどのDBと同様、テーブルデータからグラフを作成します。AS/400 DB2のデータはERESからも下記のように確認可能です。
グラフのデザインや見栄えは画像編集ソフトの間隔でチャートデザイナーで簡単に調整可能です。
ERESでは作成したグラフやレポートをプロジェクト単位で個々に管理可能となっております。
ERESでは作成したグラフやレポートをダッシュボードビルダーにてダッシュボードを簡単に作成展開し、Webからの閲覧やスケジュールでのメール配信等も可能です。
スマートフォン・タブレットからのアクセスにも対応
ERESではiOS/Android/Windows Phoneなどにも対応しており、タブレットやスマートフォンからのWebアクセスは自動で最適化されます。また、専用アプリからアクセスすることでより簡単にアクセスすることも可能です。
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