EspressReport ES(以下ERES、EspressChart/Report/Dashboardも同様に可能)ではデータソースから取り込んだデータをグラフやレポート、ダッシュボードへ展開可能です。データソースはJDBC/ODBCに対応しているDBは基本問題なくご使用いただけます。
今回はSAP HANAのデータを使用してグラフ・ダッシュボードへ展開する手順をご紹介いたします。
SAP HANAのデータをグラフやレポート帳票へ展開することで、SAP HANAのデータのWeb・スマートフォンによる見える化・可視化を簡単に実現できます。
これによりSAP HANAを企業内全体のビッグデータ分析として活用することが可能になります。
Contents
●事前準備
JDBCドライバを予め準備する必要があります。
今回はSAP HANAへの接続ドライバ群であるSAP HANA Clientに同梱されているJDBCドライバ「ngdbc.jar」を使用します。
※SAP HANA Clinetのインストール方法は下記をご参照ください。
SAP HANA on the AWSでDBレプリケーション(クライアント準備編)
JDBCドライバの準備が整いましたら、ERESのフォルダに配置します。
ERESの場合は、C:\ERES\WEB-INF\lib(Windows版の場合)となります。
●データソース接続設定(SAP HANAへの接続設定)
Data Source ManagerにてSAP HANAへ接続設定を行います。
※SAP HANA用のngdbc.jarを使用する場合の例です。他のドライバでは記述方法が異なります
Driver List・・・Other
URL・・・jdbc:sap://<IPアドレス>:<ポート>;imdbhdb:<ポート>?reconnect=true&timeout=0
Driver・・・com.sap.db.jdbc.Driver
最後にTest Connectionボタンを押下し、下記のダイアログが表示されれば接続は成功です。
●SAP HANAのデータをグラフ・ダッシュボードへ展開
OracleやSQL ServerなどのDBと同様、テーブルデータからグラフを作成します。SAP HANAのデータはERESからも下記のように確認可能です。
グラフのデザインや見栄えは画像編集ソフトの間隔でチャートデザイナーで簡単に調整可能です。
ERESでは作成したグラフやレポートをプロジェクト単位で個々に管理可能となっております。
ERESでは作成したグラフやレポートをダッシュボードビルダーにてダッシュボードを簡単に作成展開し、Webからの閲覧やスケジュールでのメール配信等も可能です。
●スマートフォン・タブレットからのアクセスにも対応
ERESではiOS/Android/Windows Phoneなどにも対応しており、タブレットやスマートフォンからのWebアクセスは自動で最適化されます。また、専用アプリからアクセスすることでより簡単にアクセスすることも可能です。
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異種DB間対応レプリケーションツールDBMotoを使用してRDBからSAP HANAへのレプリケーションについて:https://www.climb.co.jp/blog_dbmoto/archives/2105
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