LAMP環境で手軽に構築でき、多種多様な監視機能を揃えていることから人気となっている、サーバ・データベース等のリソース監視ツールZabbix。
その監視データはMySQLのデータベース上に蓄積されているため、弊社のエンタープライズ向けJavaチャート作成ツールEspressChartからデータを参照し、チャートを作成することが可能です。
EspressChartはwebベースの製品ですので、これにより、既存の監視ポータルサイトにZabbixによる監視結果をEspressChartを使ったわかりやすいチャートとして組み込むことが可能です。
監視結果のデータは主に以下のテーブルに収められています。
- history – リアルタイムの浮動小数点
- trends – historyに格納されているデータの1時間ごとの平均・最大・最小値
- history_uint – リアルタイムの整数値
- trends_uint – history_uintに格納されているデータの1時間ごとの平均・最大・最小値
(出典:「Zabbix統合監視徹底活用」池田大輔、技術評論社、2014年)
また、CPUやメモリといった登録されたサーバの各種の監視項目設定のデータは主にitemsのテーブルに収められています。
例えば、Zabbix自身のプロセスロードを確認したい場合は以下のようなクエリで確認可能です。
SELECT itemid,FROM_UNIXTIME(clock) clock,value,ns FROM zabbix.history WHERE itemid = 23295 ORDER BY clock DESC LIMIT 60
※LIMIT句で取得結果の数を絞ることを推奨します。
チャートデザイナーで目盛りなどを適切に調整すれば、以下のようにZabbixのデータをEspressChartでグラフ化することが可能です。
(下記の図はごく簡単なチャートです。より複雑なチャートも出力可能です。)
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