Java帳票作成配信ツール「EspressReport」は流通システム開発センター(DSRI)標準化した「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」と金融庁からEDINETで使用されるXBRL形式の2種類のデータ形式へのインターフェイスを標準でサポートします。
「流通ビジネスメッセージ標準」は経済産業省の「流通システム標準化事業」の一環として、流通システム開発センター(DSRI)が標準化したXMLベースの次世代EDI(電子データ交換)です。同標準は、GMS(総合小売業)や食品スーパーが、卸売業者と取引する際に必要なメッセージ項目を定義したものです。
XBRLは企業の財務諸表などを記述するためのXMLベースの言語で金融、監査、会計、コンピュータなどの企業、団体からなる業界団体、XBRL Internationalによって仕様が制定されています。4月から金融庁EDINETへ提出する財務諸表データはXBRL形式で提出することになっています。
■対応に関する特長:
・「EspressReport」は「流通BMS」またはXBRLフォーマットのデータを通常のデータソースとして簡単取り込むことができます。
・データは対話型のデザイナを使用して自由に編集し、プロフェッショナルな帳票作成が可能になります。
・作成した帳票はHTML/DHTML, PDF, Excel等のフォーマットとしてインターネット、Eメール経由で動的に配信することが可能になります。
■ 「EspressReport」の製品概要:
「EspressReport」は開発者のみならずエンドユーザがアクセス可能な帳票/レポート・ツールです。Webテクノロジーに基づいてJavaアーキテクチャで構築されたEspressReportは、ユーザが対話形式でプログラム作成を進めていくだけで、簡単に希望のレポートが作成できる極めてフレキシブルなツールです。SQL ServerやOracle、DB2などの各種データベース、EJB、JNDI、SOAPインターフェイス等からデータを取り込み、動的にレポートおよびチャートを作成、LAN、インターネット経由で配信することが可能です。「EspressReport」は、対話形式で帳票作成・編集が行える「レポートデザイナ」、Webブラウザ上でインタラクティブなレポート表示を実現する「レポートビューワ」、そしてシンプルで強力なオブジェクト・オリエンテッドなAPIから構成されます。「EspressReport」には強力なチャート・エンジンが含まれていて、帳票内にチャートを組込むことも可能です。
関連するトピックス:
- EspressReportでのレポートデザイン環境【Java対応レポート・帳票ツールEspressReport】
- EspressReportのAPIを使用してPDF/Excel形式のレポートを簡単にダウンロード・メール送信可能なWebシステムを構築可能
- Espressシリーズの製品日本語化マッピングファイルの最新版をアップしました
- 帳票ツールの機能の詳細 :EspressReport
- チャートAPI、レポートAPIを使用してJavaから動的にグラフや帳票をカスタマイズ
- 全銀EDIシステム(ZEDI)のデータを電子書類化【EspressReport】
- チャートテンプレート(tpl)とレポート(rpt)をまとめてPAK形式に【Java対応レポートツールEspressReport】
- ユーザ別の帳票出力方法【Java対応レポート・帳票ツールEspressReport】
- ダッシュボードからグラフ、表をPDFやエクセルでダウンロード
- 複数のレポートや帳票を挿入【Java対応レポート・帳票ツール:EspressReport】
XMLデータとデータベースのリアルタイムな変換
流通BMSとXBRL等のXMLデータのリアルタイムなデータベース化は「Allora」がサポートします。