EspressReportでは、レポートデザイナで作成したレポートファイルを元に、Java実行時に動的にレポートを制御することが可能です。その前提としてまずはレポートオブジェクトの作成が必要となります。作成したオブジェクトに対して、例えば色を変更したりデータを上書きしたり、さまざまな制御が可能となります。
●レポートオブジェクトの作成
QbReport report = new QbReport(~);
これが基本の形です。すべてはここから始まります。
●サブレポートオブジェクトの作成
QbReport report = new QbReport(~);
QbReport subReport1 = (QbReport)report.getSubReportAt(0).getSubReport();
レポート内にサブレポートが含まれる場合でサブレポートを制御する方法です。
●ドリルダウンレポートオブジェクトの作成
QbReport report = new QbReport(~);
QbReport drillDownReport1 = (QbReport)report.getDrillDownReportAt(0, true);
レポート内にドリルダウンレポートが含まれる場合でドリルダウンレポートを制御する方法です。
●チャートオブジェクトの作成
public class ModifyChart implements IChartModifier {
public IChart modifyChart(Object chartInfo) {
ChartObject chart = new ChartObject(chartInfo);
// ここでチャートオブジェクトを制御
return chart;
}
}
レポート内にチャートが含まれる場合でチャートを制御する方法です。
IChartModifierインターフェースを実装するクラスを作成する必要があります。
【参考】EspressChartでのチャートオブジェクトの作成
QbChart chart = new QbChart(~);
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