もしもバックアップサーバ自体に障害が発生し、設定情報が全て消えてしまった場合、バックアップなどを再開するために改めてESXiやHyper-Vを登録し、大量のジョブを作成するには大変な手間と時間がかかります。
しかしVeeam Backup & Replication Ver6.5の新機能であるVeeam自身のバックアップ機能を利用すれば、その手間を大きく短縮し、すばやくバックアップやレプリケーションを再開することが可能です。
※バックアップファイルをインポートすることでもリストアや新規ジョブへの対応付けは可能です。
しかしこの新機能ではサーバの登録情報やジョブ自体を、空のVeeamサーバにリストアすることが可能です。そのためVeeamサーバ自体の移行等に用いることも可能です。
Veeam管理コンソールの左上のメニューからConfigration Backupをクリックします。
Veeamサーバの設定情報のエクスポートを設定するウィンドウが開きます。
ここでバックアップの保存先やバックアップスケジュールを設定することが可能です。
この設定画面からRestoreをクリックすると設定情報のリストアウィザードが開始されます。
初めにバックアップファイルを指定します。
次にバックアップファイルにはセキュリティの観点からパスワードは保存されていないため、各接続先サーバのパスワードを入力します。
次へ進むとリストア情報のまとめ画面が表示され、さらに次へ進むとリストアが開始されます。
このようにウィザードを進めるだけでバックアップ時に登録されていたESXiやHyper-Vへの接続情報やバックアップジョブやレプリケーションジョブの設定情報がリストアされ、データ保護を再開することが出来ます。
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