Accopsの機能の1つのHySecure(ゲートウェイ)は、導入するだけで外部のアクセス端末からHySecure間の通信をSSL-VPNで暗号化し、企業内のアプリケーションやVDIにセキュアにアクセスすることがメリットの1つです。
一方で、Accopsのもう1つの機能であるHyWorks(コネクションブローカー)の導入メリットについてご質問をいただくことがあります。
本ブログでは、Accops HyWorksを導入する5つのメリットをご紹介します。
目次
1. アプリケーション、VDIの配信
仮想化アプリケーション、VDIを管理してユーザに配信します。
※仮想化アプリケーション、VDI利用にはHyWorksが必要です。
クライアント端末の機種やOS種別と関係なく、アプリケーションを利用することが可能です。
そのため、BYOD促進により社員PCのOSが統一されていない場合でも、環境を変えずにアプリケーションを利用することができます。
2. アプリケーション、VDI、クライアント端末の一元管理
HyWorksの統合管理によって、仮想化アプリケーションやVDIだけでなく、クライアント端末の情報をコンソールから一元管理することが可能です。
従来のVDIソリューションでは、仮想化アプリケーションやVDIの管理は可能ですが、クライアント端末の情報を管理するにはクライアント端末を管理者が1台1台見て回る必要がありました。
HyWorksを導入することで、管理者はクライアント端末を1台1台見て回る負担をなくし、自分のPCからすべてを管理することが可能です。
3. フルクローン、リンククローンによるVDI展開
親仮想マシンの複製であるクローンを展開する「フルクローン」とOS部分などの共通部分を全員で共有し、個人の設定や変更を差分として持つ「リンククローン」によるVDI展開を提供しています。
「リンククローン」によるVDI展開をサポートしているため、ストレージの消費量を大幅に削減し、ストレージの有効活用が可能となります。
4. アプリケーション、VDIとユーザの紐づけ
RDSサーバで配信しているアプリケーションやVDIと、アクティブディレクトリのユーザを紐づけて管理を行います。
ユーザAに対しては複数のアプリケーションを紐づけ、ユーザBに対しては1つのアプリケーションのみを紐づけたり、ユーザC、ユーザDにはVDIなどのユニークな紐づけができます。
そのため、社員はアプリケーションAとVDI1が使用可能、パート、アルバイトはアプリケーションBのみ使用可能などの細かな制御を行うことができます。
アプリケーションを利用できないユーザを事前設定することで、内部不正や人為ミスによる情報漏洩を防止することができます。
5. プロファイルによるユーザ制御
アクティブディレクトリのユーザに対して、クライアント端末へのダウンロード、コピーアンドペースト、印刷の可否を設定するユーザ制御のプロファイルを作成することができます。
テレワークのユーザが使用するクライアント端末に対して、サーバから社内データのダウンロードを拒否するプロファイルを割り当てることで、社内データをクライアント端末に残さない運用が可能です。
ユーザ制御を行うことで、外部へデータを持ち出せない環境を構築し、内部からの情報漏洩を防ぎます。
将来的に仮想化アプリケーション、VDIを利用する可能性がある場合、HyWorksは必要な機能となります。
導入メリットはVDI利用だけに留まらず、HySecureだけでは対応できない内部不正による情報漏洩をHyWorksで対応し、より強固なセキュリティを構築します。
詳細やその他ご質問がありましたら、弊社フォームからお気軽にお問い合わせください。
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