前回のブログに引き続き、Veeam Backup for AWS 3.0の新機能について紹介します。
これまでのVeeam Backup for AWSでは、EC2インスタンスのバックアップにおいて静止点取得処理はあらかじめEC2インスタンスにインストールされたAWS System ManagerのSSMエージェント経由での静止点取得(Microsoft VSSによる静止)のみがサポートされており、またWindows OSのみがサポート範囲となっておりました。
よって、Linux OSやMicrosoft VSSに非対応のアプリケーションが稼働しているWindows OSについては、あらかじめバックアップ実行前にOS側でサービス停止の処理をスケジューラなどで定義、または外部の運用管理ソフトから停止処理の実行や、静止点については諦めてクラッシュコンシステントな状態のバックアップの取得となっていました。
これが、最新版のVeeam Backup for AWS 3.0では対応強化により、大きく変わります。
あらかじめSSMエージェントのインストール自体はこれまでと同じく必須となりますが、EC2インスタンスの特定フォルダパスに保管されたスクリプトを指定することが可能となります。
これによって、スナップショットの作成前にサービス停止、スナップショット作成後にサービス再開の処理を追加することが可能となるため、Microsoft VSS非対応のアプリケーションやLinux OS上での静止処理が実現できます。
設定項目については、こちらのブログをご確認ください。
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