AWSとZerto、組み合わせてできること[Zerto]


異種環境にも対応した仮想マシンのレプリケーションを提供しているZerto、現在ではクラウドへのレプリケーションやオブジェクトストレージへのアーカイブ、AWSリージョン間のレプリケーション、Kubernetesアプリケーションのレプリケーションとクラウドやコンテナ活用の拡大に合わせて、機能拡張や新たなソリューションを提供しています。

今回はこのZertoの各種ソリューションを使用し、AWSを利用することで可能な構成をまとめてご紹介します。

AWSへの災害復旧/移行

Zerto Virtual Replicationを用いて、バックアップではなく、データのレプリケーションも可能です。この際に複製データはAmazon S3上に配置され、フェイルオーバや移行時にEBSにデータをコピー、そこから複製された仮想マシンのEC2インスタンスを簡単に起動できます。

  • スケールアウトなレプリケーション用のアプライアンスでリアルタイムに変更をレプリケーション可能、わずか数分のダウインタイムでAWSに切り替え可能
  • フェイルオーバテストやワンクリックでのロールバックで移行を確定させる前に簡単にテスト可能
  • 常時レプリケーション、独自のジャーナリング技術による継続的なデータ保護で数秒のRPO、数分のRTOを実現

AWSをバックアップ先として利用

Zerto Virtual Replicationを用いてオンプレミスで仮想マシンをレプリケーションしている場合、複製したデータを用いて、長期保持用のバックアップを構成できます。この時のバックアップ先としてAmazon S3を含む以下のストレージを利用可能です。

  • NFS/SMBプロトコルのストレージ
  • Amazon S3
  • S3互換ストレージ
  • Microsoft Azure Storage
  • HPE StoreOnce Catalyst

AWS 内での災害復旧

Zerto In-Cloud Manager仮想アプラインスは、Amazon DynamoDBおよびAmazon EBSと統合されたソリューションであり、サイズに関係なく、すべての関連アカウントでAmazon EC2インスタンスの保護の自動化とオーケストレーションを提供します。

また、完全なREST APIにより、他の管理システムと容易に統合でき、以下のような自動化および統合ソリューションと組み合わせることができます。

  • Ansible
  • Jenkins
  • Terraformなど

Kubernetesの災害復旧とバックアップ

Zerto for Kubernetesを用いるとAmazon EKSを含む以下のKubernetesディストリビューションをコードベースで簡単に保護できます。

• Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)
• Azure Kubernetes Service (AKS)
• Google Kubernetes Engine (GKE)
• Red Hat OpenShift
• IBM Cloud Kubernetes Service (IKS)

Zerto for Kubernetesレプリケーションアプライアンスには、WAN最適化、暗号化、サービス品質が組み込まれており、リアルタイムで発生したすべての変更をターゲットジャーナルに複製、ジャーナルに記録することで、数秒単位で任意の時点に復旧可能です。

また、長期保存機能により、コスト効率の高いS3オブジェクトストレージにデータを数年間保存することもできます。

このように、元々提供していた、Zerto Virtual Replicationを用いた保護に加えて、Zerto In-Cloud Managerを用いたAWS内での効率的な災害対策、Zerto for Kubernetesを用いたEKSを含むK8s環境のアプリケーション保護と対応の幅を広げているZertoを是非ご検討ください。

関連トピックス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください