CloudBerry Backup 6.0 リリースと主な新機能


CloudBerry Backup Ver6.0がリリースされました。その主な新機能を紹介します。

●障害点(Point-of-Failure)からのイメージベースのバックアップの再開

Ver6.0より前のCloudBerry Backupでは、ユーザー介入や、インターネット接続の問題のために停止したイメージベースのバックアップを再開できませんでした。 これにより前回実行時の部分アップロードを再利用することができないため、CloudBerry Backupは次回の実行時にイメージを完全に再アップロードする必要がありました。Ver6.0で、イメージベースのバックアップのアップロード再開機能を実装しました。これにより、バックアップ・プランが途中で終了した場合にCloudBerryが新しいブロックのみをアップロードできるようになりました。

●ハイブリッド・バックアップでのストレージ個別の保存ポリシー

CloudBerry Backupの以前のバージョンでは、ハイブリッド・バックアッププランでは、ローカルバックアップとクラウドバックアップの両方で同じ保存ポリシーが使用されていました。 Ver6.0では、ローカルバックアップとクラウドバックアップに対して異なる保存ポリシーを作成できるようになりました。 たとえば、90日間のバックアップをローカルに、30日間のバックアップをクラウドに保存が可能です。 または、クラウドを長期的なバックアップストレージとして使用し、最新のバックアップのみをローカルに保存することもできます。

●Amazon S3 Intelligent-Tieringのサポート

Amazonは最新のS3ストレージクラス、S3 Intelligent-Tieringを発表しました。 これはデータアクセスパターンが変化したときにストレージコストを自動的に最適化したいユーザを対象としています。 たとえば、30日間アクセスされなかったS3 Intelligent-Tieringに格納されたオブジェクトは、デフォルトの頻繁なアクセス階層(S3 Standard)からS3 – Infrequent Accessに自動的に移動されます。
アクセス頻度が低いアクセス階層にいる間にアクセスされたオブジェクトは、復旧料金なしで、頻繁にアクセスする階層に自動的に戻されます。 この方法は、バックアップ時にバックアップ・ファイルへのアクセス頻度がわからない場合に便利です。

●S3 Glacierへの直接アップロード

もう1つのS3関連の改善点は、データを最初にS3 – Standardにアップロードしてからオブジェクトのライフサイクル管理(Object Lifecycle Policy)を介してGlacierに移動するという以前のアプローチではなく、Glacierストレージ・クラスに直接データをバックアップする機能です。 Glacierにデータを直接バックアップするには、バックアップ・ウィザードの[圧縮と暗号化]ステップでGlacierストレージクラスを選択します。

●高速なイメージベースのバックアップ

CloudBerry Backup 6.0のもう1つの重要な機能は、イメージベースのバックアップの復元時間が大幅に改善されたことです。 復元時間が障害回復には欠かせないこと、そしてサーバーをすばやく復活させることができれば、より良いことです。 これを念頭に置いて、イメージベースのリストアのパフォーマンスを大幅に向上させるためにCloudBerry Backup Ver6.0にその調整をいくつか実装しました。

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